メンフィス・グリズリーズの河村勇輝選手がNBAで初のフィールドゴールを成功させ、ステップバック3ポイントシュートで会場を大いに盛り上げました。彼の活躍とチーム内での役割、今後の期待について詳しく解説します。
グリズリーズ河村勇輝
3ポイントシュート
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NBA初フィールドゴールの瞬間
2024年11月8日(日本時間9日)、メンフィス・グリズリーズの河村勇輝選手がワシントン・ウィザーズ戦でNBA初のフィールドゴールを成功させました。この試合はメンフィスのフェデックス・フォーラムで行われ、グリズリーズは128-104で勝利しました。
河村選手は試合の第4クォーター、残り4分39秒から出場し、3得点、2リバウンド、1アシストを記録しました。特に注目されたのは、残り1分55秒で決めたステップバックの3ポイントシュートで、これが彼のNBAキャリア初のフィールドゴールとなりました。この瞬間、会場は大歓声に包まれ、ファンたちは彼の初得点を祝いました。
グリズリーズ河村勇輝 2戦連続得点でNBA初FG決めた!ファン大歓声、2戦連続途中出場― スポニチ Sponichi Annex スポーツ https://t.co/DKQlhTGs8V
— スポニチ バスケ担当 (@SponichiB) 2024年11月9日
試合後の反応と評価
試合後、河村選手にアシストをしたチームメイトのジェイ・ハフは、「彼はとてつもない才能がある。彼の活躍を見続けられることは素晴らしいこと」と称賛しました。また、河村選手自身も「決めた瞬間は本当に興奮した。ファンの応援が力になった」と語り、ファンとのつながりやサポートの重要性を強調しました。
コーチ陣も彼のプレーについて「彼は独特なスキルセットを持っており、その能力を最大限に活かしている」と評価しており、特に小柄な体格ながらもその技術で存在感を示している点が注目されています。
NBAデビューとプレシーズンの活躍
河村選手は2024年10月25日にNBAデビューを果たし、日本選手としては4人目の快挙を達成しました。彼はメンフィス・グリズリーズとツーウェー契約を結び、Gリーグでのプレーを経てNBAでの出場機会を得ました。デビュー戦では第4クォーターの途中から出場し、1アシストを記録しましたが、チームはロケッツに敗れました。
プレシーズンマッチでのパフォーマンスも注目されており、特にノールックパスやアシスト能力が評価されています。プレシーズンでは平均16.9分のプレー時間で4.3得点、4.8アシストを記録し、チーム内で2番目の成績を残しました。また、彼は日本代表としての経験も活かし、パリオリンピックでは優れた3ポイントシュートを披露していますが、NBAではそのシュート成功率が課題とされています。
チーム内での役割と今後の期待
河村選手は、エグジビット10契約からスタートし、その後ツーウェー契約を結び、NBAでのプレー機会を得ることができました。彼のプレースタイルはノールックパスを多用し、チームのエナジーを変える存在として評価されています。また、彼はチーム内で「脇役」としての役割が求められており、得点よりもゲームコントロールやプレーメイキングに重きを置いています。昨季のBリーグでは全体1位の8.1アシストを記録しており、その能力がNBAでも期待されています。
さらに、河村選手はチームメイトとのコミュニケーション能力も高く、英語の習得にも積極的です。これにより、アメリカのバスケットボール文化に適応しやすくなっています。彼は自信に満ちたプレーを見せており、特にディフェンス面では小柄ながらも果敢に挑む姿勢が評価されています。
今後の展望としては、Gリーグでの経験を積みながらNBAでの出場機会を増やし、本契約へとつなげることが期待されています。彼自身も「NBAのコートに立つことが一番の目標」と語っており、その意欲と努力が今後の成長に繋がることでしょう。
河村勇輝選手のNBAでの初フィールドゴール成功は、彼のキャリアにおける大きな一歩です。これからも彼のプレーに注目し、応援していきましょう!