雑記ブログ、ときどきAmazon

Amazonアソシエイト,楽天room,広告PRがあります。

長崎市で石垣が崩落 住民「雷のような音」雨の影響か

24日夜、長崎市本河内で住宅裏の石垣が幅4メートル以上にわたって崩れ、土砂が敷地に流れ込みました。幸い住民にけがはなく、現場では「雷のような音がした」と証言も。原因は前日からの雨とみられ、気象と都市構造の関係が改めて注目されています。

 

 

 

長崎市
石垣が崩落

 

広告の下に記事の続きがあります。ペコリ

 

長崎市で24日夜、住宅裏に築かれていた石垣が突然崩落し、地域に衝撃が走った。「雷のような音がした」と語る住民の声が現場の緊迫感を物語る。異常気象や都市構造がもたらした危機の現場を追う。

✅ 見出し ▶ 要点
✅ 発生場所 長崎市本河内2丁目の住宅地裏
✅ 崩落範囲 幅約4m×高さ約3m×奥行き約1mの石垣が崩落
✅ 原因の可能性 前日からの雨の影響とみられる(詳細は調査中)
✅ 被害状況 住宅敷地に土砂流入/けが人なし/住民2名無事

なぜ長崎市の石垣崩落が注目されたのか?

 どこで何が起きたのか?

2025年5月24日午後7時半ごろ、長崎市本河内2丁目の住宅地で石垣が突然崩れる事故が発生した。警察・消防によると、住宅の裏にある石垣が幅約4メートル、高さ3メートル、奥行き1メートルにわたって崩れ、石や土砂が住宅の敷地に流れ込んだ。119番通報を受け、緊急出動した消防隊により現場は安全確認された。

現場の住宅には2人の住民がいたが、幸いにもけがはなかった。構造物の一部崩壊にもかかわらず人的被害がなかったことは、不幸中の幸いといえる。

雨の影響はどれほど深刻だったのか?

長崎地方気象台によると、24日は前線と低気圧の影響で断続的な雨が降っていた。特に本河内地区では、24時間で45ミリの降水が観測されており、地盤が緩んでいた可能性がある。

実際、住民の一人は「日中はずっと雨だったが、崩れたときはちょうど止んでいた」と語っている。この証言からも、見た目には安全に見えても、地中の水分が臨界に達していた可能性が否定できない。


🔶 見落とされがちな「緩やかな崩壊」の予兆

近年、気象庁国交省が発信する土砂災害リスク情報では、「前日からの累積雨量」による地盤変化の警告が増えている。本河内地区のような傾斜地にある住宅では、築年数が長い石垣が多く、雨水による内部侵食や目地の劣化が進行している場合もある。

崩壊当時、地域には土砂災害警戒情報などの発令はなかったが、気象庁の観測記録では、午後4時までの24時間にわたり継続的な降雨が続いていた。このような「見えない累積」の蓄積が、突発的な崩壊を引き起こす背景となっていた可能性がある。

  • 本河内地区は勾配地形が多く、石垣を基盤とした住宅が密集している

  • 近年の崩落事故も多く、2018年には近隣で同様の小規模崩落が発生

  • 地盤調査や補修の履歴が不明な個人所有地も多く、リスク評価が難しい

▶ 過去の崩落事例(長崎市内) ▶ 今回の本河内石垣崩落
2018年:長崎市中小島で石垣崩落(雨後1時間) 2025年5月:本河内2丁目で崩落(雨止直後)
雨量:60mm/24h けが人1名 雨量:45mm/24h けが人なし
古い擁壁+施工記録なし 石垣施工年代不明/点検履歴も不明
一部住民避難指示あり 現在のところ避難指示なし(調査中)