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北海道で震度4が連続発生 「巨大地震の前兆ではない」気象庁の見解と備えるべき理由とは?

気象庁は「大地震の前触れではない」と明言。しかし、30年以内にM9級の地震が起きる可能性は依然として高い。北海道での連続地震をきっかけに、防災意識と行動の再確認を。後発地震制度や備蓄リストも網羅的に紹介します。

 

 

 

北海道で震度4連続発生
巨大地震の前兆ではない⁉︎

 

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5月中旬以降、北海道の太平洋側を中心に震度4の地震が続発し、不安の声が広がっています。気象庁は「現時点では大地震の前触れとは言えない」と冷静な見解を示す一方、千島海溝などの地震想定域に近いことから、改めて防災意識を持つことの重要性が問われています。

見出し 要点
地震の連続発生 北海道太平洋側で震度4が5回発生(M4.7〜6.3)
気象庁の見解 「前触れではない」「震源は連動性なし」
巨大地震の想定域 千島海溝沿いでM9級発生リスク7~40%
必要な行動 備蓄・避難ルート・家族会議の再確認

北海道で地震が相次ぐのはなぜ?

5月中旬以降に起きた主な震度4地震とは?

2025年5月15日以降、道東や釧路沖、十勝沖などで震度4の地震が相次ぎました。最大マグニチュードは6.3、震源の深さは50〜100km前後とややばらつきがありました。特に短期間に複数回の地震が起きたことで、SNSでは「大地震の前兆か?」「気象庁は信用できるのか」といった疑念も広がっています。

実際に発生した主な地震は以下の通りです:

  • 5月15日 十勝沖 M5.5

  • 5月19日 釧路沖 M4.7

  • 5月22日 根室沖 M6.3

  • 5月27日 十勝地方 M4.9

  • 6月1日 釧路沖 M5.8

地震震源はいずれもプレート境界付近と推定されており、通常の地殻変動活動とされています。

approach.yahoo.co.jp

2024年との頻度比較

2024年同時期に同地域で発生した震度4以上の地震は1回のみで、2025年の発生頻度が突出していることが分かります。過去と比較しても異常とは言えないものの、短期間に集中したことが人々の不安心理を増幅させています。

なぜ「大地震の前触れではない」と言えるのか?

気象庁地震情報企画官・清水調査官は、「今回の複数の地震には物理的な連動性は確認できない」とコメントしました。それぞれの震源が明確に異なる場所で発生しており、一連の地震活動によってプレート境界が不安定になっていると判断する材料はないという見解です。

また、「震度4は比較的よくある揺れであり、それ自体が巨大地震を誘発するとは考えにくい」とも述べられています。実際、M9クラスの地震の前兆としては“群発性・前震的特徴・地殻変動”などが見られますが、今回のケースにはそうした傾向は見られていません。

科学的根拠の整理と限界

ただし、すべての地震を完全に予測することは現在の科学では不可能です。あくまで「今の知見では前触れとは言えない」という表現にとどまっており、将来的な大規模地震への警戒を否定するものではありません。

気象庁の見解 地震調査委員会の見解
「連動性なし、前触れでない」 「千島・日本海溝はM9リスクあり」
「誘発する規模ではない」 「30年以内に発生確率7〜40%」
「5回の地震は関連性なし」 「沿岸域で20万人被害想定」

千島海溝と日本海溝 巨大地震の可能性は?

30年以内にM9級地震が起きる確率は?

地震調査研究推進本部の発表によれば、千島海溝沿いでは今後30年以内にM9クラスの地震が発生する確率は「7〜40%」とされています。これは明確に“高リスク域”とされており、特に十勝沖や釧路沖、根室沖などでは、プレート間のひずみが蓄積しているとされます。

また、日本海溝沿いでも同様のリスクが存在し、政府は津波による被害が最大で20万人に達するという最悪のシナリオを想定しています。

過去の教訓に学ぶ

2003年の十勝沖地震(M8.0)は死者・負傷者合わせて800人を超え、建物被害も甚大でした。あれから20年が経過し、世代交代による「記憶の風化」が進む中、再び同規模以上の地震が起きる可能性は、常に想定しておく必要があります。

「もし地震が起きたら、どうする?」行動整理

小規模地震(震度4以下)発生
 ↓
気象庁の情報確認(公式アプリ/HP)
 ↓
 ├─▶ 発震が単独で終息 → 通常生活へ戻る
 ↓
 ├─▶ M7以上の地震発生 → 「後発地震注意情報」発表へ
  ↓
  ├─▶ 対象地域(北海道〜千葉182市町村)
  ↓
  ├─▶ 1週間の警戒期間(避難推奨なし)
 ↓
万が一の備え点検/避難経路・水・情報手段の再確認

前半のまとめ 後半の注目ポイント
5月中旬以降に震度4の地震が5回発生 千島海溝ではM9級地震のリスクがある
気象庁は「連動性なし」「前兆ではない」と説明 日本海溝沿いでは津波死者20万人超の想定も
専門家は「備えることが大切」と呼びかけ 後発地震情報は過去未発表も制度は存在
地震は予測不能、備えと行動が命を守る 避難場所・連絡手段の確認を急ごう
 
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「後発地震情報」はどんな制度?

どうして警報ではなく「注意情報」なのか?

2022年12月から始まった「北海道・三陸沖後発地震注意情報」は、M7以上の地震が発生した場合に、その周辺でさらに大きな地震(後発地震)が起きる可能性を伝える制度です。

注意情報が発表されると、対象地域(北海道〜千葉の182市町村)は「1週間ほどの警戒期間」に入ります。ただしこの制度では「避難の指示」までは出されません。住民自身が「避難すべきか」「どこで過ごすか」を主体的に判断する必要があります。

まだ一度も発表されたことはない

2024年末までの2年間で、後発地震注意情報が発表された例はまだ一度もありません。しかし制度そのものは有効に保たれており、いつ発動されても不思議ではない状況です。情報を受け取れるよう、通知設定などの確認も忘れずに行いましょう。

仮に何も起きなかったとしても、「確認すること」「準備すること」自体が、防災教育としての意味を持ちます。情報に触れ、自分の行動を見直し、小さな備えを1つでも実行した人は、それだけで“大地震を生き延びる力”を高めたことになります。

日本に住む私たちは、「平常時=訓練期間」という意識を、もう一度取り戻すべきなのかもしれません。

  • 災害アラートアプリの導入

  • 自宅の家具固定・ガラス飛散防止対策

  • 地域の防災訓練やLINE公式情報登録など

この記事は「地震に対する恐怖」よりも「地震が来る前にできること」に視点を置いています。私たちが本当に向き合うべきは、地震そのものではなく、“自分たちの無関心”かもしれません。

一人でも多くの人が、自発的に行動しはじめるためのきっかけを届けたいと願っています。

揺れる地面よりも、揺らぐ日常のほうが恐ろしい

大地が鳴るとき、人は未来を考える。

けれど、未来とは不確かな予測ではなく、今の行動の集積だ。

気象庁が「大丈夫」と言ったとしても、安心していい理由にはならない。

我々は、かつて「想定外」という言葉の重みを、身をもって知ったはずだ。

想定し、備える。それができるのは、「まだ何も起きていない今」しかない。

恐れるのではなく、動く。
それが唯一の“選択肢”である。

◉FAQ

Q1. 今回の震度4地震はすべて関係があるの?
A1. いいえ、気象庁は「震源が異なり連動性はない」としています。

Q2. 後発地震注意情報って何?
A2. M7以上の地震の後、さらに大きな地震が起こるリスクを知らせる情報です。

Q3. 注意情報が出たら避難すべき?
A3. 避難指示は出されません。自分の状況に応じた判断が求められます。

Q4. 今、具体的に何をすればいいの?
A4. 家族との話し合い、備蓄の見直し、避難経路の確認から始めましょう。

見出し 要点
震度4の地震が5回連続 北海道太平洋側で短期間に発生
気象庁は「前兆ではない」と説明 科学的根拠あり、だが過信は禁物
千島・日本海溝での大地震懸念 30年以内M9発生確率は7〜40%
行動が命を守る 情報収集・備蓄・意識改革が鍵