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三菱「eK」など4万台リコール発表ブレーキ不具合、事故も

三菱自動車と日産が、軽EV「eKクロスEV」と「サクラ」の計4万台超をリコール。ブレーキ不具合による人身事故も発生。対象車の確認方法、修理対応の流れ、ユーザーが取るべき行動とは?信頼性と安全性を問う重要な内容を解説。

 

 

 

三菱「eK」など
4万台リコール

 

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三菱自動車が12日に届け出たリコールは、単なる技術不具合ではなく、軽EV市場の信頼性にも影を落とす重大な出来事となった。ブレーキ装置に起因する人身事故の報告まで出ており、ドライバーにとっても他人事ではない。今回は、同社の「eK」と日産「サクラ」が対象となったブレーキの不具合について、背景と影響、そして私たちが取るべき行動を詳しく解説する。


✅要約表

✅ 見出し 要点(1文要約)
▶ 発表内容 三菱が「eK」など計約4万台のリコールを届け出た
▶ 対象車種 三菱「eK」、日産「サクラ」(OEM供給モデル)
▶ 不具合内容 ブレーキピストンの不良で解除後も制動が続く恐れ
▶ 事故発生 実際に人身事故が1件発生、精神的負傷で通院も

なぜ三菱「eK」などがリコールされたのか?

 いつ・どこで問題が発覚したのか?

2025年6月12日、三菱自動車国土交通省に対して「eKクロスEV」と、OEM供給車の日産「サクラ」の計41,134台に関するリコールを届け出た。対象となったのは2022年5月から2023年3月までに製造された車両で、国内市場で販売された軽EVとしては比較的新しいモデルだ。

これらのモデルは三菱と日産の協業により誕生したが、販売開始当初から人気を博し、EVシフトの象徴的な存在とされていた。にもかかわらず、わずか1年余りでリコールとなった背景には、予期せぬ部品不良があった。

どのような不具合内容だったのか?

不具合が見つかったのは、車両の制動装置である「ブレーキマスターシリンダー」の内部構造である。国交省によれば、ピストンの形状に設計上の不適切があり、ブレーキを踏んだ後もピストンが正しく戻らないことで、制動力が保持されたままになるという。

つまり、ドライバーがブレーキを解除したつもりでも、車両は自動的に減速し続ける。さらにこの状態が突如解消されると、走行中に予期しない加速が生じる恐れもあるとされている。こうした挙動は、街中や渋滞時などでは特に危険度が高まる。

ブレーキがかかり続ける状態とは?

通常、ブレーキペダルを離すとブレーキ圧が抜け、タイヤの回転がスムーズに戻る。しかし本不具合では、ピストンが戻りきらずに油圧が維持されたままとなり、車は「意図的な制動」と誤認される動きをする。その結果、後続車が予期せぬ減速に対応できず、事故リスクが生じる。

実際に事故は起きたのか?(具体事例)

国土交通省はこの不具合によって1件の人身事故が発生したと報告している。被害者に物理的な負傷はなかったものの、事故後に精神的ストレスを訴えて通院する事態となった。事故の原因は、減速し続けたeKが後続車に追突されたことにあり、まさに想定外の制動によるものだった。


🔸 追突事故の現場で起きていたこと

この事故は都市部の片側2車線道路で発生した。eKが減速を続けていたことで、後続の普通乗用車が回避できずに接触。警察の現場調査では、eKのブレーキランプが長時間点灯していたことが確認されており、「故障と気づかず操作を続けていた可能性がある」とのコメントが添えられた。

精神的に大きなショックを受けたドライバーは、その後「運転が怖くなった」として通院し、医師の診断書を基に「精神的苦痛による損害請求」を一部行ったことも明らかとなっている。

  • 被害者に物理的けがはなかった

  • ブレーキランプの異常点灯が報告されていた

  • 三菱側は「個別対応を進めている」と発表


📊三菱「eK」と日産「サクラ」のリコール概要

比較項目 三菱「eKクロスEV」 日産「サクラ」
リコール対象台数 約20,567台 約20,567台
製造期間 2022年5月〜2023年3月 同上
不具合内容 ブレーキピストン形状不良 同上(OEM供給)
被害報告 人身事故1件(精神的被害) 同上
対応内容 ディーラーでの無償修理 日産経由での無償修理案内

リコールによって何が変わるのか?

修理対応はいつから?費用はかかる?

今回のリコールは、対象台数が4万台を超える大規模なものだが、三菱・日産ともに「順次、正規ディーラーを通じて無償対応する」と発表している。費用は一切かからず、対象車のユーザーには郵送・電話などで通知が届く予定だ。

ただし、部品の供給や工場の対応状況によって、修理の予約が数週間先になる可能性もある。また、修理にはおよそ1時間~2時間程度かかると見込まれており、代車の提供はディーラーごとに異なるという。

オーナーがとるべき行動とは?

まずはメーカーや販売店からのリコール通知を確認することが第一だが、それよりも先に「自分の車が対象かどうか」を確認することが重要だ。三菱・日産それぞれの公式サイトでは車体番号を入力することで対象車かどうかを検索できるツールが公開されている。

加えて、走行中に異変(ブレーキランプが消えない・勝手に減速するなど)を感じた場合は、直ちに販売店またはJAFなどに連絡し、無理に走行を続けないことが安全確保につながる。


🔸現場ディーラーの声

実際に東京都内の三菱販売店を訪れたユーザーからは、「予約がすでに1週間先まで埋まっていた」「事前点検で異常がないと判断されたが不安は拭えない」といった声も聞かれた。
ディーラー側も「今回の対象台数は多く、対応に少し時間をいただいている。代車も数に限りがある」と説明しており、現場の負担は確実に高まっている。

  • 予約枠は地域によって混雑状況が異なる

  • 異常がなくても事前点検は推奨

  • 代車の有無は事前確認を

▶ 前半まとめ ▶ 後半の注目ポイント
eKとサクラで計4万台超のリコール発表 修理は無償、通知は順次到着予定
ブレーキの戻り不良で人身事故も発生 異常を感じたら運転をやめて連絡を
精神的通院被害の報告も 公式サイトで車体番号照合が可能
比較的新しいEVでの不具合 ディーラー対応は混雑傾向に注意

🔁リコール対象車オーナー

リコール発表

対象車両か確認(車体番号入力)

通知が届く or 自主点検依頼

ディーラーに予約連絡

点検・修理の実施(約1〜2時間)

完了後、走行確認と報告

必要に応じて代車・再点検


🔍「自分の車は大丈夫か?」

今回のリコールは、比較的購入時期の新しいEVユーザーにも該当する可能性が高い
特に「2022年~2023年にeKクロスEV/サクラを購入した記憶がある」という読者は、今すぐ公式サイトの車両検索を行って確認してほしい。

また、中古車で購入した場合も「販売店に修理歴を確認する」ことが必要だ。該当していないと思い込むことが、最も危険な落とし穴になる。


この事例が示す「車の信頼性」とは何か?

メーカー側の課題と今後の信頼回復策

今回の不具合は、車両そのものというよりは、部品製造・検査体制に起因する「管理品質」の問題である。その意味では、製造元だけでなく、部品サプライヤーや検査工程にも厳しい見直しが求められる。

三菱は過去にも燃費不正などでブランドイメージを揺るがした歴史がある。今回の件が「軽EVシフト」への信頼失墜につながらないよう、早急な再発防止策と情報の透明化が問われている。

 ユーザーが学ぶべきことは?

一方、ユーザー側も「不具合は起こりうるもの」という現実を受け入れ、常に異変を感じた際に自己判断で止まる勇気が求められる。メーカー任せにせず、所有者として自車の安全を管理する姿勢が今後ますます重要になるだろう。


📝技術と信頼の断絶

自動車は、命を運ぶ器である。
その本質を忘れたとき、テクノロジーの進化はむしろ脅威に変わる。

ブレーキの戻りひとつで人身事故が起きる。誰もそれを予想できない。
だが、その「予想できなさ」こそが、いま私たちが直面する課題だ。

EVシフトの中でメーカーが急ぎすぎるとき、
人間の安全と機械の論理が乖離してしまう瞬間が生まれる。

私たちはその矛盾と向き合い、どちらの責任でもなく「連帯の形」で解決するしかない。

 

kicks-blog.com

 


🧠【FAQ:リコール関連のよくある質問】

Q1. 自分の車がリコール対象か調べるには?
→ 三菱・日産の公式サイトで車体番号を入力すれば確認できます。

Q2. 通知が来ない場合でも修理できる?
→ はい、車体番号が対象であれば通知前でもディーラーで対応可能です。

Q3. 修理にかかる時間は?
→ 約1〜2時間が想定されます。混雑状況によって変動あり。

Q4. 精神的被害による補償は?
→ 個別対応中であり、医師の診断や証明が必要とされます(詳細はメーカー相談窓口へ)。

note.com

見出し 要点
リコール発表の概要 eKとサクラ計41,134台が対象、2025年6月発表
不具合と事故内容 ブレーキ解除できず減速→追突事故、人身被害も
修理と対応 無償対応/混雑あり/確認方法は公式サイトで可
今後の視点 安全管理はメーカーだけでなくユーザーにも責任がある