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25万円の親睦会費をめぐり元従業員が刺傷!曖昧さが生んだ凶行

2025年6月、神戸市中央区の建設会社で、元従業員の76歳の男が会社役員を刃物で刺し、殺人未遂の疑いで逮捕された。容疑者は「親睦会費25万円の返還を求めた」と供述。制度の曖昧さと記録の不在が、退職後の不信を深めた形だ。

 

 

 

25万円の親睦会費
元従業員が刺傷

 

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なぜ元従業員は凶行に及んだのか?

2025年6月17日午前11時25分頃、神戸市中央区の建設会社事務所で、かつて勤務していた76歳の元従業員が、会社役員の男性を刃物で刺す事件が発生した。被害者は命に別条はなかったものの、事件後に容疑者が自ら警察へ出頭した経緯から、衝動的な犯行であった可能性も指摘されている。背景には金銭トラブルと制度の曖昧さがあったとされる。


✅ 要約表

見出し 要点
✅ 発生場所 神戸市中央区・建設会社の事務所内
✅ 発生時刻 6月17日午前11時25分頃
✅ 容疑者 無職・雑賀三郎(76歳)
✅ 被害者 50代の男性会社役員
✅ 容疑内容 背中・腹を刃物で刺し、殺人未遂容疑で逮捕
✅ 供述 積立金25万円の返還を求めた

いつ・どこで起きたのか?

事件が発生したのは、2025年6月17日午前11時25分頃。神戸市中央区多聞通3丁目にある建設会社の事務所内で、50代の会社役員の男性が背中や腹部を刃物で刺された。現場はJR神戸駅から西へおよそ100メートルのオフィス街に位置し、周辺には企業の事務所や店舗が立ち並んでいる。

容疑者は現場から車で立ち去ったが、約1時間後には神戸市長田区の長田署へ自ら出頭した。警察はその場で、殺人未遂の疑いにより雑賀三郎容疑者(76)を緊急逮捕したと発表している。

雑賀容疑者は被害者が役員を務めるこの会社の元従業員だったことも明らかになっており、過去の職場と個人的な因縁が事件の背景にある可能性が示唆されている。


なぜ注目されたのか?

雑賀容疑者は取り調べに対し、「退職時に積み立てていた親睦会費約25万円の返還を求めに来た」と供述している。金銭の取り扱いに関する社内ルールや制度の不透明さが、長期間にわたる不満の蓄積につながっていた可能性がある。

また、事件後に容疑者が自ら警察に出頭したという異例の展開も、計画性よりも衝動性の強い犯行だったとする見方につながっている。さらに、被害者が命を取り留めたことで事態の全容が明らかとなり、制度的な構造の問題にも関心が向けられている。

事件は、退職者と企業の間に存在しうる“未清算の感情”が暴力へと変質する過程を浮き彫りにしている。


✅ 積立制度の記録不備と「不信の蓄積」

会社内の親睦会費の積立制度に関し、明文化された返還規定が存在しなかったことが、雑賀容疑者の「取り返したい」という認識を生んだとされている。退職後、誰がいくら積み立てていたか、どう返すのかといった手続きが共有されていなかった可能性もある。

また、容疑者は退職から相当な期間が経過しており、それでも記憶に残る金額だったということは、制度と信頼の間にあった「溝」が、金額以上の心理的負債となって残っていたことを示唆している。

  • 積立制度の帳簿が退職者と共有されていなかった

  • 清算ルールが担当者ごとに異なっていた可能性

  • 制度が非公式に運用されていた懸念もある


✅ 過去事例との違いは何か?

要素 今回事件 類似事件(2024年・神戸)
関係性 元従業員 vs 元上司 無関係の通行人
動機 積立金返還 写真撮影トラブル
凶器 刃物 包丁
犯行後の動き 自首 現行犯逮捕
社会的焦点 退職後の金銭処理と信頼関係 衝動と心理背景