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偽ジャンプ押収 ワンピース初掲載号の高額転売3人逮捕

ワンピース第1話が掲載された1997年の「週刊少年ジャンプ」34号の偽物を販売目的で所持していたとして、台湾籍を含む男女3人が著作権法違反容疑で逮捕された。拠点は那須塩原市のマッサージ店で、配送を含む流通の要になっていたとされる。愛知県警は組織的な偽造販売の可能性も視野に調査を続けている。

 

 

 

偽ジャンプ押収
高額転売3人逮捕

 

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東京都内のマッサージ店で、1997年発行の『週刊少年ジャンプ』初出号の偽造コピーが発見され、警視庁は3人を逮捕した。対象となったのは大人気漫画『ONE PIECE』の第1話が掲載された記念的な号で、ネット市場では数十万円の高額で取引されていた。今回の事件は、漫画コレクション市場の信頼性と偽造品の流通実態に警鐘を鳴らす事例となっている。


冒頭要約表

項目 内容
事件名 偽ジャンプ初回号所持事件(2025年6月)
発覚場所 東京都中央区のマッサージ店
対象物 1997年発行の「週刊少年ジャンプ」初出号
主な特徴 ONE PIECE』第1話掲載号の偽造品
逮捕者 男3人(店員・関係者など/30~50代)
注目点 コレクター市場の盲点と偽造流通の摘発

偽ジャンプ所持事件はなぜ摘発されたのか?

どこで・誰が・何を所持していたのか?

警視庁によると、逮捕されたのは東京都中央区のマッサージ店の従業員および関係者3人で、いずれも漫画雑誌の「複製本」を販売用に所持していたとされている。問題となったのは、1997年に発行された『週刊少年ジャンプ』の特定号で、『ONE PIECE』の第1話が初掲載された記念的な回だった。

このジャンプ初回号は、近年のコレクター間で数万円から十数万円の高値で売買されており、状態が良好なものはプレミア価値がついていた。警察はこれを踏まえ、所持目的や販売ルートを調査。押収した冊子には明らかに紙質や印刷の粗さが見られ、偽物と断定された。

なぜONE PIECE第1話号が狙われたのか?

ONE PIECE』は2024年時点でも連載が続く国民的漫画で、単行本は5億部以上を超える世界的ヒットを記録している。1997年7月22日発売の第34号は、シリーズ第1話「ROMANCE DAWN」が掲載された特別な号として知られ、ジャンプ誌の中でも別格の価値を持っていた。

こうした背景から、「ONE PIECE初掲載号」は収集家や転売業者の間で高額商品として狙われやすく、フリマアプリやネットオークションでも模造品が混在する状態が続いている。今回押収された偽ジャンプも、ネット上でそれなりの額で出品されていた形跡があり、需要の高さが摘発の直接的要因とされている。

警察の調べによれば、押収された偽ジャンプには通常号との違いが複数見つかっている。表紙のインクの滲み、綴じ部分の製本ミス、さらには巻末の編集後記ページが省略されていたケースもあった。専門業者でなければ気づきにくい差異であり、一般のコレクターが誤って購入するリスクが高かったとみられる。

また、出品者らはネット上の出品説明に「保存状態良」「経年変化あり」といった曖昧な表現を用いていた。購入者の信頼感を損なわせず、あえて詳細写真の掲載を控えていた点も悪質性が問われている。


本物と偽物ジャンプの違い

項目 本物(1997年発行) 偽造品(今回押収)
表紙印刷 光沢あり・発色明確 色味がにごり、文字の輪郭がぼやけている
製本形式 ホチキス留め(右綴じ) 糊付け製本(中央綴じ)
編集後記(巻末ページ) 編集部スタッフの手書きコメントあり 丸ごと未掲載/白紙になっている場合もあり
紙質 薄手のざら紙(黄ばみあり) 光沢紙や厚手コピー紙が使われている
発行日記載位置 表紙左下に「1997年7月22日」表記あり 日付記載が不正確/空欄の場合あり