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ライジングホームが破産手続き決定 負債5億円と報道

埼玉県川口市の建設会社ライジングホームが、2024年3月5日にさいたま地裁から破産手続き開始の決定を受けました。負債総額は約5億円。契約中の顧客や取引先への影響が広がる中、補償の有無や監督制度の対応が注目されています。

 

 

 

ライジングホームが
破産手続き決定

 

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埼玉県川口市に拠点を置く建築会社「ライジングホーム」が、2024年3月に破産手続きの開始決定を受けていたことが明らかになりました。

✅ 見出し 要点1文
▶ 破産手続きの開始 さいたま地裁が2024年3月5日に手続き開始を決定
▶ 負債総額 約5億円にのぼる債務を抱えていた
破産管財人 阿部高明弁護士(さいたま市浦和区)が選任された
▶ 売上推移 2016年に14億円→2024年には5億円台へ減少
▶ 主な要因 競争激化・在庫過剰・資金繰りの逼迫
▶ 地域への影響 川口市内の関係業者や顧客に波及の可能性

破産の背景には、長期にわたる業績悪化と住宅需要の変化が重なっていたようです。


ライジングホームはなぜ破産に至ったか?

破産手続きの経緯と開始決定日

宅建築業を営んでいたライジングホーム株式会社(川口市領家)は、2024年3月5日付でさいたま地方裁判所から破産手続き開始決定を受けました。破産管財人には、阿部高明弁護士(阿部高明法律事務所、さいたま市浦和区)が選任され、資産管理と債権調整が進められています。

帝国データバンクによると、同社は2023年末時点ですでに支払い遅延などが表面化しており、資金繰りの目処が立たなくなったと見られています。事前の民事再生債務整理には至らず、裁判所による破産手続き開始となりました。

負債総額と業績推移の実数推移

破産申請時点での負債総額は約5億円とされており、主要債権者には資材取引業者、下請け建築業者、金融機関が含まれています。特に地元工務店との取引や、顧客への建築契約を多数抱えていたため、波紋は地域に広がる見通しです。

売上高は2016年8月期に約14億6500万円を記録していたものの、2020年には約7億円、2024年8月期は約5億5400万円へと縮小。注文住宅市場における価格競争の激化と、資材価格の高騰、人件費の上昇が重なり、利益を圧迫したとみられています。


🔸 経営環境の変化と競争の激化

2010年代後半以降、埼玉県南部では首都圏アクセスの良さから戸建て需要が一時的に増加しました。ライジングホームもこの波に乗り、川口市を中心に年間数十棟を供給するペースで成長してきました。

しかし、2020年以降は他社との競争が一層激化。大手不動産会社による分譲施策や、オンライン仲介サービスの普及により、個人顧客の流入は頭打ちとなり、在庫物件の回転率も鈍化。結果として、資金繰りへの負荷が常態化していました。

  • 地元密着型の営業体制が変化への対応に遅れた

  • 建材費・人件費の上昇が利益構造に直撃

  • 顧客層の都心志向化と購入控えが進行


🟦 業績推移(売上高)

年度 年間売上高(推定)
2016年8月期 約14億6500万円
2020年8月期 約7億円
2024年8月期 約5億5400万円