無印良品は「薬用コンシーラー」シリーズ4商品について、内容量の記載漏れが確認されたことから自主的に全回収を発表。製品の品質には問題がないものの、購入者には使用中止と返金の手続きが案内されている。対象商品や対応方法、連絡窓口についても詳しく整理。
無印良品
薬用コンシーラー全回収へ
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無印良品を展開する良品計画が、「薬用コンシーラー」シリーズ4商品の自主回収を発表した。製品自体の品質には問題がなかったが、化粧箱に内容量の記載がないことが判明し、対象となる商品を持つ利用者に対しては使用中止と返金の案内が始まっている。
| 見出し | 要点 |
|---|---|
| 回収の発表 | 良品計画は薬用コンシーラー4商品の回収を決定した。 |
| 回収の理由 | 化粧箱に内容量の記載がないことが判明したため。 |
| 品質への影響 | 製品自体の品質や成分には問題は確認されていない。 |
| 対応の案内 | 使用中止を呼びかけ、返金申請を受け付けている。 |
なぜ回収が行われたのか？
対象商品と発売時期
良品計画が回収対象としたのは、「薬用コンシーラー ナチュラル」「薬用コンシーラー オークル」、および「薬用リキッドコンシーラー ナチュラル」「薬用リキッドコンシーラー オークル」の計4商品。いずれも2024年6月に発売された医薬部外品で、スティック型とリキッド型の2系統が展開されていた。
対象となる製品には特定のロット番号や製造時期に関する制限はなく、販売済の全品が回収対象となっている。現在販売は停止され、公式サイトや店頭での案内が始まっていた。
表示不備の内容と回収理由
今回の回収理由は、パッケージである化粧箱に「内容量の記載」がされていなかった点にある。薬機法や関連基準では、医薬部外品の外装に明記すべき事項として「内容量」が義務付けられており、それに該当しないことが社内の確認で発覚した。
製品自体の成分や品質、使用感などには一切の問題は確認されておらず、回収はあくまで「表示上の不備」によるものである。会社側はすでに販売を中止し、対象商品を持つ利用者に返金を案内する対応に切り替えている。
品質への影響はあるのか？
良品計画は「製品そのものの成分や安全性には一切問題はない」と明言している。表示に関する不備であり、人体への影響は確認されていない。
回収の判断は、薬事表示に関する基準を厳守するためのもので、化粧品分類では特に医薬部外品の表示義務が厳しく規定されている。
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健康被害は報告されていない（2025年6月26日現在）
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品質不良によるものではない
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表示義務違反としての自主判断
他の回収事例との違い
| 比較項目 | 今回の回収との違い |
|---|---|
| 品質不良による回収 | 品質に問題なし（表示不備による判断） |
| 対象製品数 | 全4品（スティック型＋リキッド型） |
| 消費者への告知手段 | 店舗掲示／公式Web／フリーダイヤルで案内 |
どのような影響と反応が出ている？
店舗と利用者の対応
今回の回収に際し、良品計画は購入者に対して3つの対応手段を案内している。対象商品を持参して店舗へ直接持ち込む方法、公式サイトの回収専用フォームを通じた申請、そして電話による申込み窓口の活用である。
返金にあたってはレシートや購入証明が不要とされており、商品本体の確認のみで返金が行われる。店頭では専用の掲示やレジ横での案内が進められ、SNS上でも情報の拡散が始まっている。
制度上の対応と表示管理
医薬部外品に分類される製品については、表示内容が法令で細かく定められている。なかでも内容量の記載は必須項目であり、見落としがあれば販売自体が適正とされない。
今回は成分や機能の問題ではなく、外装パッケージの記載漏れが原因となった。良品計画は速やかにこの点を把握し、自主的な販売中止と全数回収を選択した。結果として、安全性には影響がないにもかかわらず、制度上の基準に沿うための対応が優先された形となっていた。
返金方法と通知体制
良品計画は、対象商品の持ち込みが困難な利用者に対し、ウェブフォームや電話での回収申込も受け付けている。返金は購入証明の有無にかかわらず対応可能とされている。
各店舗では掲示板やレジ横での案内が進められており、SNSでも回収情報の拡散が確認されている。
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ウェブ申込フォームは公式サイトに設置済
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フリーダイヤル対応は平日のみ（9:30～17:00）
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店頭案内でも返品可能と周知
製品の中身ではなく、外装の記載ひとつで販売の可否が左右された。その一文が書かれていなかったと知ったとき、利用者はどこまで表示を確認し、納得して購入できていたのかという問いが残っていた。
【表示不備が発覚してから返金受付までの流れ】
①表示不備の判明
↓
②製造ロットの確認
↓
③社内判断による全品回収
↓
④店舗とオンラインでの通知
↓
⑤返金受付の開始
回収対応の位置づけと表示管理の今後
薬機法に準拠したパッケージ表示は、購入者の安心を支える基盤とされてきた。しかしその基準が実務現場で徹底されなかったことで、今回のような表記ミスが発生していた。製品の中身ではなく、外側の表記だけで安全性が問われるこの判断に、制度運用の難しさが残されていた。
❓FAQ（よくある質問）
Q1. 回収の理由は何ですか？
A1. 化粧箱に内容量の記載がなかったため、法令上の表示義務に配慮して回収されています。
Q2. 対象商品は何ですか？
A2. 「薬用コンシーラー ナチュラル／オークル」「薬用リキッドコンシーラー ナチュラル／オークル」の4点です。
Q3. 使用してしまったが問題はありますか？
A3. 現時点で製品の品質に問題はなく、健康被害も報告されていません。
Q4. 返金にはレシートが必要ですか？
A4. レシートがなくても商品本体があれば返金対応されます。
Q5. どこに連絡すればよいですか？
A5. 店舗への持ち込み、またはウェブ申込・フリーダイヤル（0120-854-058）で対応可能です。
| 区分 | 要点 |
|---|---|
| 原因 | 内容量記載の欠落（表示不備） |
| 商品 | 薬用・リキッド計4種／医薬部外品 |
| 対応 | 自主回収／返金／使用中止の呼びかけ |
| 窓口 | 店頭・Web・電話（0120-854-058） |
