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ハウス食品が幼児向けカレーを回収 原料に基準超え農薬報告

幼児向け食品に使われた味噌原料から農薬の基準超過が判明し、ハウス食品が該当商品を自主回収。供給元のハナマルキからの報告を受けての対応であり、安全性には大きな問題はないとしながらも、誠意ある行動が求められる局面となっています。

 

 

 

ハウス食品
幼児向けカレー自主回収

 

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ハウス食品は、「1歳からのやさしい野菜カレー」一部商品を自主回収すると発表した。製品に含まれる味噌原料に、基準値を超えた農薬が検出されたとの報告が仕入先からあったためで、消費者に謝罪し、専用窓口での連絡を呼びかけている。

見出し 要点
回収発表 ハウス食品が幼児向けカレーの一部商品を自主回収した
対象商品 「1歳からのやさしい野菜カレー」の5ロットが該当
農薬検出 味噌原料に含まれるソラマメから基準超過の農薬が検出された
供給元報告 原料納入元のハナマルキから通知があり発覚した

なぜこの回収が発表されたのか?

商品と検出された成分について

回収対象となったのは、「1歳からのやさしい野菜カレー」のうち賞味期限表示が「202603CL」「202603EM」「202607CJ」「202608EL」「202610ER」の5種類。これらの製品に含まれる味噌原料を構成するソラマメに、農薬「フルアジホップブチル」が基準値(0.2ppm)を超える0.38ppm含まれていたと報告された。

同社はこの農薬について「健康への影響は極めて小さい」としながらも、幼児が対象の製品であることに配慮し、念のため自主回収を決定したとしている。

approach.yahoo.co.jp

原料納入と製造側の連絡経緯

この問題の発端は、味噌原料を供給していた食品メーカー・ハナマルキからの連絡にあった。報告によると、業務用味噌の原料として輸入したイギリス産ソラマメの一部から、農薬残留の数値が基準を超えていたことが判明したという。

同社はすでに該当する業務用製品3種類の回収に乗り出しており、その関連ルートを通じてハウス食品側にも情報が共有されるかたちとなった。これにより、該当ロットのカレー商品についても自主的な回収判断が下された。

企業と消費者の対応はどう進んでいるか?

ハウス食品の対応と案内状況

ハウス食品は、自社Webサイト上に専用の案内ページを設置し、対象商品を保有する消費者に対して「着払いでの送付」を求めている。また、問い合わせ用のフリーダイヤルも開設し、問い合わせや手続きのサポートを受け付けている。

同社は「味噌原料の使用量は極めて少量であり、安全性に大きな問題はない」とする一方、「消費者に不安を与えることのないよう対応を徹底する」と説明しており、回収を通じた信頼回復に注力している。

ハナマルキの製品回収と農薬基準

味噌原料を製造したハナマルキは、今回の農薬が検出されたイギリス産ソラマメを使用した業務用味噌3製品をすでに自主回収している。対象となったのは外食・加工食品向けに出荷された製品で、すべてに基準を超える「フルアジホップブチル」の残留が確認された。

この農薬は殺虫用途で使用される成分だが、食品衛生法上の基準をわずかに上回っていた。ハナマルキは「喫食による健康リスクはきわめて小さい」としているが、念のため対象商品の全数回収を進めるとしている。

項目 内容
回収理由 原料に使われたソラマメに基準超過の農薬が検出されたため
対象商品 ハウス食品「1歳からのやさしい野菜カレー」5ロット
回収方法 ハウス食品が着払い回収と問い合わせ窓口を設置
原料供給元 味噌原料を供給したハナマルキも業務用製品を回収中

【幼児向け食品における農薬基準超過の通報と回収までの流れ】

発生

原料供給元からの連絡

農薬検出

社内調査

対象商品の特定

自主回収の決定

回収案内の実施

味噌原料に使用されるソラマメの仕入れルートは、通常であれば複数のチェック工程を経て選別される。そのなかで今回のように一部のロットに基準超過が見つかったことは、消費者にとって「本当に大丈夫だったのか」という迷いを残してしまう対応だったとも言える。表示された安心よりも、その工程に対する信頼こそが問われていた。

今後の扱いと課題視点

味噌原料に含まれる農薬の基準超過という事態は、製造現場の選別工程だけでなく、原料調達の初動にも見落としがあった可能性を示していた。とりわけ幼児向け商品という特性上、微量であっても疑念を抱かせる時点で、流通の過程に透明性が求められることは明らかだった。今回は供給元の通知によって発覚したが、受け取る側がどの段階で把握できていたのかという視点が欠けていた。このような工程の扱いが、消費者の信頼を維持するうえで、今後いっそう問われていくことになる。

❓FAQ

Q1. 回収対象の商品はどれですか?
「1歳からのやさしい野菜カレー」のうち、賞味期限が「202603CL」「202603EM」「202607CJ」「202608EL」「202610ER」と記載された製品が対象です。

Q2. 検出された農薬の種類と数値は?
農薬「フルアジホップブチル」が、基準値0.2ppmに対し0.38ppm検出されたと報告されています。

Q3. 子どもが食べてしまった場合、健康に問題はありますか?
ハウス食品とハナマルキの発表では、「使用量は少量であり、健康影響は極めて小さい」とされています。

Q4. 商品が手元にある場合、どうすればよいですか?
同社が開設した専用フリーダイヤルまたは案内ページを通じて、着払いでの回収申し込みが可能です。

Q5. 原料に問題があったのはどの会社ですか?
味噌原料を製造・納品していたのはハナマルキであり、同社も業務用製品の自主回収を行っています。

項目 内容
発表企業 ハウス食品が回収を発表、味噌原料の問題が発端
対象商品 「1歳からのやさしい野菜カレー」計5ロット
検出内容 ソラマメ由来原料から基準超過の農薬が判明
今後の焦点 原料選定と連絡体制の見直しが求められている