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三木市が元救急車を売却、クラウンとハイメディック放出 最低10万円から一般入札

 

兵庫県三木市は、救急搬送や指令業務で使われてきた2台の消防車両を一般競争入札で売却へ。赤色灯やロゴは撤去済みで、そのままの救急使用は不可。入札申し込みは6月30日まで、車両の下見は7月17・18日。入札期間は7月31日からで、開札は8月18日に実施される予定。

 

 

 

元救急車を売却へ
最低10万円から一般入札

 

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三木市が長年にわたり災害対応などに使っていた元救急車と指令車を、一般向けに売却することを発表した。消防の現場で活躍してきた2台の車両が、新たな所有者の手でどのような用途に生まれ変わるのかが注目されている。

項目 要点
対象車両 ハイメディックとクラウン
利用履歴 救急搬送・現場指令に使用
入札形式 一般競争入札(最低10万円)
特記事項 赤色灯・ロゴはすべて撤去必須

何が売却対象になったのか?

元救急車「ハイメディック」の概要

三木市消防本部が導入していたトヨタ・ハイメディックは、白の大型車両で、ハイエースをベースにした広い車内空間が特徴だ。2015年から救急搬送用として使用され、走行距離は19万3548kmに達している。ストレッチャーはそのまま残されているが、医療機器類はすべて取り外される。車検は2025年3月18日で満了しており、最低売却価格は税抜10万円。別途リサイクル料金1万3900円が必要とされている。

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元指令車「クラウン」の経歴と状態

指令車として使われていたのは赤色のトヨタ・クラウン。1997年に配備され、消防長らが緊急時に現場へ駆け付ける際に使用されていた。走行距離は8万7379kmと控えめで、車体は鮮やかな赤色に塗装されている。こちらも車検は2025年3月25日で切れており、最低価格は税抜10万円。リサイクル料金は1万2340円が別途必要になる。

再活用の可能性と注目される用途

元救急車や指令車のような特殊車両は、災害時の物資輸送や移動医療支援、さらにはキャンピングカーへの改造といった再利用の声もある。特にハイメディックの車内スペースは広く、仮眠車や移動拠点としての転用も現実的とされている。

一方で、これらの車両を再登録するには、外装の変更や構造部品の調整が必要になるケースもあり、一般的な乗用車とは異なる取り扱いが求められる。そうしたハードルを前に、購入後の活用方法が注目されている。

  • 市は装備撤去の義務を明記し誤解を防止

  • ハイメディックはストレッチャー付きだが救急用途は不可

  • 車検切れであるため、整備費用も加味した入札が必要

元救急車と指令車

項目 ハイメディック(救急) クラウン(指令)
排気量 2.69L 1.98L
走行距離 約19.3万km 約8.7万km
最低価格(税抜) 10万円 10万円
車検満了日 3月18日 3月25日
特徴 ストレッチャーあり 赤色セダンタイプ

市民や購入者の反応は?

入札に向けた動きと市の呼びかけ

三木市は、元消防車両の売却に関して一般向けの入札参加を呼びかけている。申し込みは6月30日までに所定の書類を市財政課に提出する必要があり、持参・郵送いずれでも受け付けている。下見会は7月17日・18日の両日午後1時から3時まで予定されており、車両の状態を実際に確認できる機会となっている。

入札書の提出期間は7月31日から8月15日まで。結果は8月18日の開札によって決定され、同日午後1時から三木市役所2階の入札室で行われる。立ち会いを希望する場合は前日までに申し出が必要とされている。市は、「救急車としてそのままの利用はできません」と注意喚起しており、用途の誤解が生じないように情報発信を強化している。

用途の広がりと期待

元救急車・指令車という特徴的な車両に対し、地元では様々な使い道が語られている。キャンピングカーや移動式倉庫としての活用を検討する声や、災害時の備えとして保有したいという意見もある。特にストレッチャーが残っている点に注目が集まっており、緊急時の避難用として改造できる可能性も示されている。

消防関係者の間では、長年共に働いた車両に対する思い入れも強く、「同僚と離れるようで寂しい」という声があがっている。一方、市としては少しでも高い金額で落札されることを望んでおり、下見会や情報公開を通じて広く関心を呼びかけている。

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別れと期待の交差点

消防の現場で多くの出動をこなしてきたこれらの車両は、ただの中古車ではない。多くの命を運び、緊急対応に貢献してきた経験を持つ車両として、その価値は数字だけでは測れない。現場で培われた信頼と、任務完了という節目を迎えた今、新しい道を模索している。

装備の撤去や再整備には一定の費用が伴うものの、それを上回る関心と期待が集まりつつある。市民の手に渡った後、それぞれのアイデアで活用されることで、車両が第二の役割を果たす可能性も開かれている。

  • 消防職員からの惜別の声が出ている

  • 市は「高額入札につながるよう期待」とコメント

  • 車両の用途に関しては誤解防止の案内も徹底中

項目 内容
申込期限 6月30日まで(市財政課)
下見日程 7月17・18日(13時~15時)
入札期間 7月31日~8月15日
開札日時 8月18日13時~(立ち会い申込要)

売却までの流れ

① 利用終了(2025年3月)

② 撤去準備(赤色灯・ロゴ等)

③ 入札告知開始

④ 申込受付(6月30日まで)

⑤ 下見会(7月17・18日)

⑥ 入札受付(7月31日~8月15日)

⑦ 開札(8月18日)

救急や指令の役割を終えた車両が、新しい使い手を探すという形で再び動き出そうとしている。けれども、その再利用は単なる物の取引ではなく、過去の任務とどう向き合うかという問いも含んでいる。役割を解かれたあとの存在に、私たちはどこまで意味を与えられるのか。その判断が、車体に静かに宿っていた。

消防車両の引退と再利用の選択肢

三木市が手放す元救急車と指令車は、長年にわたり市民の安全を支え続けてきた存在である。災害現場や緊急搬送に立ち会ったそれぞれの車両には、目に見えない記憶や役割が刻まれている。役目を終えた車両が民間の手に渡る過程では、ただの物品移転とは異なる意味が生まれる。

一方で、これらの車両には運用上の制限が伴い、特定用途への転用には手続きや整備が必要となる。そのハードルを超えてなお、新しい役目を与えられる価値があると判断する人が現れるかどうか。入札という形式は、過去と未来をつなぐひとつの機会ともなっていた。

役目を終えた車両に残された問い

現場での対応に用いられた車両は、単なる資産ではなく、公共の信頼と責任を背負って走ってきた。役割を終えた今、再活用という選択肢が与えられたが、それは自由な転用を意味するものではなかった。装備の撤去、外装の改修、そして新たな使い手による目的の明示。それらを経てなお、元の用途の影を引きずる車両に対して、どのような価値を見出すのかは受け手次第だった。

公共の役割を果たした後、再び動く道を探るこの動きには、過去への敬意と未来への調整が交錯している。それでも、役割を解かれたあとにその存在がどう扱われるかという判断が残っていた。

❓ FAQ|消防車両の一般売却について

Q1. 一般人でも入札に参加できますか?
A1. はい。三木市の入札は個人・法人を問わず、誰でも参加可能です。

Q2. ハイメディックの中にストレッチャーは残っていますか?
A2. はい、ストレッチャーは付属しています。ただし医療機器はすべて撤去されています。

Q3. そのまま救急車として使用してもよいのですか?
A3. いいえ。赤色灯や救急表示などはすべて取り外され、救急車としての再使用はできません。

Q4. 入札の申し込み方法を教えてください。
A4. 6月30日までに所定の書類を市財政課へ郵送または持参して提出する必要があります。

Q5. 車両の下見は可能ですか?
A5. はい。7月17日・18日の両日、午後1時から3時まで市が下見会を実施します。

項目 要点
売却対象 救急用途を終えたハイメディックとクラウン
応募方法 書類を市財政課に提出(6月30日まで)
スケジュール 下見:7月17・18日/入札:7月31日~8月15日
特記事項 救急仕様のままでは使用不可、装備は撤去済み

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