日本代表の馬瓜エブリン選手が2025年6月30日、Wリーグ・デンソーアイリスからの退団をInstagramで発表。「構想外」と通告された経緯や本人の率直な言葉が綴られ、理由の不透明さと現役続行の意思が同時に記録された。SNS投稿の全体像と発表後の展望を整理する。
馬瓜エブリン
デンソー退団
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Wリーグ・デンソーアイリスに所属していたバスケットボール女子日本代表の馬瓜エブリン選手(30)が、2025年6月30日、自身のSNSで退団を発表した。
契約更新の打診がなく、チームから「構想外」と伝えられたとする内容は波紋を呼んでおり、SNS上では本人の困惑と共に、今後の動向が注視されている。
🟨 要約表
突然の通告、馬瓜エブリンが退団を発表
バスケットボール女子日本代表の馬瓜エブリン選手(30)が、2025年6月30日、自身のInstagramを通じてWリーグ・デンソーアイリスからの退団を発表した。2023年から同チームに在籍していたが、次シーズンに向けて契約更新のオファーが提示されなかったと説明し、「構想外と言われてしまった」との言葉を添えて、突然の通告に困惑する心境を明かしていた。
馬瓜選手は、東京オリンピックで銀メダルを獲得し、パリ五輪にも代表選出が内定している実績ある選手として知られている。昨季は皇后杯で優勝を果たし、プレーオフではチームを決勝第5戦まで導いたものの、富士通レッドウェーブに敗れ準優勝に終わっていた。シーズン終盤まで出場を続けていた中での契約非更新は、関係者の間でも波紋を広げていた。
発表の中で馬瓜選手は、「私はデンソーに来て皇后杯こそ優勝したけど、とにかくリーグで勝てず悔しくて、3度目の正直をどうやって果たすのか?考えていた矢先にこのような事があり、急に頭が真っ白になりました」と記していた。現役続行への意思は明確に示しており、「モチベーションがないとも言われましたが、場所が変わっても頑張ります」と語っていた。
構想外とされた瞬間、選手の視界は途絶えた
SNSでの発表直後、馬瓜選手は「いったいこの2年間はなんだったのか」との言葉を綴り、突然の通告に対する動揺が記録されていた。発言からは、選手自身も事前に予兆を察知していなかったことがうかがえる。
さらに、「とてもよくわからない理由なのはわかっている」との記述があり、説明のないまま構想外とされた状況に対し、整理のつかない心境が滲み出ていた。
ファンとの接点とSNSに込めた意志の表明
本人の投稿には、チームやファンへの感謝の言葉が綴られており、「モチベーションがないとも言われましたが」との反論的な文も含まれていた。この言葉からは、自身に対する評価と現実とのずれを意識していた様子がうかがえる。
また、投稿タイミングはシーズン終了から一定期間を経た6月末であり、チームとの交渉や発表までの経緯が非公開のまま続いていたことが暗黙に示されていた。
タイトル獲得と構想外通告、その落差
比較の結果、個人とチームの双方において実績を残していたにもかかわらず、構想から外されたという点で整合性が問われていた。単なる戦力評価では説明のつかない判断が背景にあった可能性が、時系列の記録から浮かび上がっていた。
去就は未定のまま、現役続行に含み
馬瓜選手は自身のSNSで、退団後も現役を続ける意志を明確にしていた。「モチベーションがないとも言われましたが、場所が変わっても頑張ります」と記されており、プレーへの意欲が継続している様子がうかがえる。
しかし、新たな所属先については発表されておらず、本人も「実際のところはわかりません」と記述していた。去就に関しては明らかになっておらず、所属先未定の状態が続いていた。
一方、チーム側からは現在まで公式な発表が出ておらず、発信主体はあくまで本人であった。退団に至る経緯や背景についての説明はなく、「とてもよくわからない理由」と本人が明かした通り、情報の整理がつかないままSNS投稿に至ったとみられる。
代表活動との両立、そして「構想外」の衝撃
馬瓜選手は、東京五輪で銀メダルを獲得した。退団時点でも代表活動は継続しており、所属チームが未定であることは異例の状況だった。
投稿の中で語られていた「3度目の正直をどう果たすか考えていた矢先」という文からは、次シーズンへの強い意欲が読み取れる。
そのため、実績と意志の双方が揃っていたにもかかわらず構想外とされたことが、選手自身にとっても想定外であったことが記録されていた。
退団をめぐる投稿は3つの流れに沿っていた
投稿の内容を見ていくと、退団に至るまでの経緯は大きく3つに分かれていた。
最初に語られていたのは、チームからの通告だった。「構想外」という言葉が使われ、契約が更新されないことが一方的に伝えられたという。
次に、その知らせを受けての心境が記されていた。「頭が真っ白になった」「よくわからない理由」といった表現が並び、動揺と整理のつかない感情がそのまま言葉になっていた。
そして最後に、これからについての意志が示されていた。「場所が変わっても頑張る」と記された一文には、未定の未来に向けた姿勢が込められていた。
この3つの要素が順を追って並んでおり、通告、反応、意志という形で文章が構成されていたことがわかる。
通告から未来へ、SNSで綴られた3つの場面
①「構想外と通告された」
↓
②「SNSで退団と困惑を伝えた」
↓
③「現役続行の意志を添えて投稿を締めくくった」
❓ FAQ
Q:馬瓜エブリンの退団発表はいつ?
A:2025年6月30日にInstagramで発表されていた。
Q:退団理由は何と説明されている?
A:チームから「構想外」と伝えられたことによるものだった。
Q:今後の所属先は決まっているか?
A:現時点では発表されておらず、未定となっていた。
Q:東京五輪・パリ五輪との関係は?
A:東京五輪では銀メダルを獲得し、パリ五輪にも内定していた。
Q:現役続行の意思はあるか?
A:SNSで「頑張ります」と明記しており、継続の意志が確認されていた。
📘 まとめ
🖋 「構想外」という断絶
契約更新を見送られた事例は過去にも存在していたが、今回のように選手が「構想外」と明言し、同時に理由不明のまま退団する構造は極めて異例だった。
発表に至る経緯はチームから説明されておらず、本人の言葉のみが記録として残されていた。
実績と継続意欲が確認されていたにもかかわらず契約が打ち切られたことで、選手主導の発信と球団主導の沈黙が対照的に並んでいた。