雑記ブログ、ときどきAmazon

Amazonアソシエイト,楽天room,広告PRがあります。

エルメス初代バーキンが約14億円で落札|サザビーズ競売でハンドバッグ最高額を更新

ジェーン・バーキンのために製作された初代「バーキン」バッグがサザビーズで約14億7000万円に。過去最高額を大きく更新。

 

初代バーキン約14億で落札

広告の下に記事の続きがあります。ペコリ

 

フランスの高級ブランド・エルメスの初代「バーキン」バッグが、2024年7月10日にパリで開かれたサザビーズのオークションで過去最高額の約14億7000万円で落札された。およそ40年前に製作された希少なオリジナルモデルで、競売市場におけるハンドバッグの記録を大幅に更新した。

項目 内容
落札日 2024年7月10日
会場 サザビーズ(パリ)
落札価格 858万ユーロ(約14億7000万円)
対象商品 初代「バーキン」バッグ(黒革)
製作背景 ジェーン・バーキンのために製作(1980年代)
過去最高額との比較 従来記録の約2倍以上を更新
落札者の情報 正式発表なし(報道では電話参加者)

初代バーキンの背景と今回の出品経緯

エルメス・インターナショナルが展開する「バーキン」シリーズは、1980年代に歌手で女優のジェーン・バーキンの依頼を受けて誕生したとされている。今回のオークションに出品されたのは、その初期モデルにあたる黒革のハンドバッグで、ジェーン・バーキン自身が所有していたオリジナル品と説明されている。

このバッグには、約40年の歳月を経ても劣化の見られない手仕事の痕跡や、彼女が実際に使用していた証が残されていたという。サザビーズはこの品を「コレクターズアイテムの中でも極めて象徴的な存在」と評価し、出品前から世界中の注目を集めていた。


競売結果と従来記録の塗り替え

オークションは10日午後、サザビーズのパリ会場および電話・オンラインによる複数入札形式で行われた。初代バーキンは開始直後から複数名による激しい応酬となり、最終的に10分以上の競り合いの末、858万ユーロ(約14億7000万円)で落札された。
この価格は、これまでハンドバッグとして世界最高額とされていた「ヒマラヤ・ケリー」(クロコダイル革にダイヤモンド装飾付き)が2021年に記録した400万香港ドル(当時約7500万円)を大幅に上回る。

今回の結果により、「バーキン」が持つ象徴的価値と、オリジナルモデルに対する希少性が市場でいかに高く評価されているかが浮き彫りとなった。

kicks-blog.com

 

高額落札を支えた要因と市場の動き

エルメスのハンドバッグ市場においては近年、「実用性の範疇を超えた文化的価値」への評価が進んでおり、特にオリジナル品・初期モデルへの需要が著しく高まっている。加えて、コロナ禍以降に拡大した「代替投資対象としての美術品」への関心が、バッグ市場にも波及しているという。

オークション関係者は、「バーキンはラグジュアリー市場において最も認知度の高い象徴の一つ」と語り、実用性や流行性を超えた“資産的価値”としての側面に注目が集まっていると指摘した。


近年のハンドバッグ最高額落札一覧

年度 商品名 落札額 会場 特記事項
2024年 初代バーキン(黒革) 約14億7000万円 サザビーズ(パリ) 初代モデル/ジェーン・バーキン所有
2021年 ヒマラヤ・ケリー(クロコ) 約7500万円 クリスティーズ(香港) ダイヤ装飾付き/限定モデル
2019年 バーキン ダイヤモンド 約3100万円 サザビーズ(ロンドン) 金具に18金使用/限定色

国際オークションにおけるブランド評価の変遷

近年の国際オークション市場では、美術品や宝飾品と並んで、ブランドバッグが「文化資産」や「投資対象」として扱われる事例が増加している。とりわけエルメスの「バーキン」や「ケリー」は、希少性と状態の良さが高く評価され、出品前から買い手が特定されているケースもある。

今回の初代バーキンの落札劇は、単なる高額取引という枠を超えて、「作者性」「所有者のストーリー」「オリジナリティ」が価格形成に直結することを改めて示した。競売形式の変化、グローバル富裕層の増加、そして流通の限定性が交差した象徴的な事例といえる。

オークションにおけるバーキン評価の推移

年度 商品名 特徴 落札額 会場 落札時の注目点
2024年 初代バーキン ジェーン・バーキン本人が使用 約14億7000万円 サザビーズ(パリ) オリジナルモデル/過去最高額
2021年 ヒマラヤ・ケリー ダイヤ装飾/クロコ革 約7500万円 クリスティーズ(香港) 製造本数の極端な少なさ
2018年 バーキン 30cm ゴールド アルデンヌ素材/ゴールド金具 約3200万円 サザビーズ(ニューヨーク) 限定色・未使用品

価値を決めたのは“バッグ”ではなく“物語”

今回の落札がこれほど高額になった背景には、「ブランド品としてのバーキン」ではなく、「誰のために、どのように作られ、誰が使ってきたのか」という物語の要素が深く関係している。希少性や素材価値だけでなく、ジェーン・バーキンという存在が持つ文化的・歴史的意味が評価軸として前面に出た点は、通常の取引と一線を画す。

消費者やコレクターにとっては、バッグそのものではなく、それに付随する“記憶”や“証明可能な履歴”が何よりも重要視されていることを印象づけた。


バーキン初代モデル落札の流れ

段階 内容
① 出品決定 サザビーズが「ジェーン・バーキン使用の初代モデル」を出品に選定
② 事前公開 出品前に状態・所有履歴・由来が詳細に公開される
③ 競売開始 2024年7月10日 パリ会場でオークション開催
④ 激しい競り合い 電話・現地・オンライン含め約10分以上の応酬
⑤ 落札決定 858万ユーロ(約14億7000万円)で落札が成立
⑥ 出品者発表なし 落札者の詳細はサザビーズ側からは非公表
“工芸品”から“象徴資産”へ変わるバーキンの地位

エルメスのバッグは、もはや単なる工芸品や高級品ではない。素材や製法といった要素を超え、社会的・文化的背景や著名人の関与といった「文脈の価値」が価格に直結している。

今回のバーキン初代モデルのように、所有者の物語やアイコン性が価格を数倍に跳ね上げる事例は、今後ますます増えるだろう。ブランドの力だけでなく、ストーリーと証明性が複合的に絡み合う時代に突入したといえる。


❓FAQ

Q1. 今回落札された「バーキン」はどのような品だったのか?

A1. 約40年前に故ジェーン・バーキンのために製作されたオリジナルの黒革バッグで、エルメスが公式に「初代モデル」として位置付けている。

Q2. 落札価格はどれくらいだったのか?

A2. パリのサザビーズにて、858万ユーロ(約14億7000万円)で落札された。

Q3. 落札者は誰だったのか?

A3. 一部報道では「電話による日本人コレクター」とされているが、現時点で主要報道機関3社による一致報道は確認されていない。

Q4. 従来のハンドバッグ最高額と比べてどれくらい高かったのか?

A4. 2021年に落札されたヒマラヤ・ケリー(約7500万円)の約2倍に相当し、過去最高額を大幅に上回っている。

Q5. 今後もバーキンが高値で落札される可能性はあるか?

A5. 特に著名人の所有履歴がある希少モデルは、引き続き高額落札が見込まれる傾向にある。

総合要約表

エルメスの初代バーキンがパリで約14億7000万円で落札された。
出品されたのは故ジェーン・バーキンが使用していた黒革モデル。
競売では約10分の激しい応札が展開され、過去最高額を更新。
日本人落札者との報道はあるが、3社一致未満のため公式確認なし。
バッグの物語性と歴史性が価格形成に大きく影響した事例となった。

note.com

kicks-blog.com