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ドジャース、延長11回サヨナラで地区S突破 佐々木朗希が3回完全救援 大谷翔平は無安打も申告敬遠で勝利に貢献

日本時間10月10日、MLBナ・リーグ地区シリーズ第4戦でドジャースが延長11回サヨナラ勝ち。佐々木朗希が8~10回を打者9人連続パーフェクトに抑え、アレックス・ベシアが無失点でつなぐ。11回裏は相手の本塁悪送球でキム・ヘソンが生還し、シリーズ3勝1敗でNLCS進出。大谷翔平は4打数無安打ながら、7回の申告敬遠が同点機を呼び込んだ。投手陣の安定と走塁判断が勝敗を分けた一戦。

ドジャース、延長11回サヨナラで地区S突破

 

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現地10月9日(日本時間10日)、ロサンゼルスのドジャー・スタジアムで行われたナ・リーグ地区シリーズ第4戦は、ロサンゼルス・ドジャースが延長11回の末、2―1でフィラデルフィア・フィリーズを下した。対戦成績を3勝1敗とし、2年連続でリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。延長戦の最後は、相手投手の本塁送球が逸れる劇的な幕切れとなった。


ドジャースがつかんだ延長決着の瞬間

項目 内容
試合結果 ドジャース 2―1 フィリーズ(延長11回サヨナラ)
決着の場面 11回裏2死満塁、アンディ・パヘスの投ゴロを相手投手カークリングが本塁へ悪送球、三走キム・ヘソンが生還
継投の要 佐々木朗希が8~10回を3イニング連続パーフェクト、アレックス・ベシアが11回を無失点でつないだ
打撃の動き 大谷翔平は4打数無安打、7回に申告敬遠で出塁し同点機に貢献
次戦予定 ナ・リーグ優勝決定シリーズは現地10月13日(日本時間14日)開幕、対戦相手はブルワーズ対カブスの勝者

延長11回、パヘスの一打が呼んだ本塁の決着

ドジャースが地区シリーズ突破を決めた一戦は、序盤から緊張感の続く投手戦となった。先発のタイラー・グラスノーは6回を2安打無失点の安定した内容でまとめ、対するフィリーズのクリストファー・サンチェスも粘り強い投球で得点を許さなかった。両軍とも走者を出しながらも決定打を欠き、試合は0―0のまま中盤へ進んだ。

試合が動いたのは7回。ドジャースは二死満塁から、大谷翔平が申告敬遠で歩かされ、続くムーキー・ベッツが押し出し四球を選び同点に追いついた。この場面の冷静な打撃判断が、試合を振り出しに戻す流れを作った。

以降は継投戦。8回からマウンドに上がった佐々木朗希が、打者9人をすべて凡退に抑える完璧な投球を見せた。三振と内野ゴロを織り交ぜ、フィリーズ打線に反撃の糸口を与えなかった。10回までの三イニングを無安打無四球に封じたことで、試合は延長戦へ突入する。

11回にはアレックス・ベシアが登板し、テンポ良く三者凡退。守備の安定も光った。するとその裏、ドジャースがチャンスを作る。トミー・エドマンとマックス・マンシーの連打で走者をため、二死満塁の場面で打席には若手のアンディ・パヘス。2球目を打った打球は投手正面へのゴロとなったが、処理したカークリングの本塁送球がわずかに右へ逸れ、捕手がベースを離れる間に三走のキム・ヘソンがホームイン。サヨナラの瞬間、ドジャー・スタジアムは大歓声に包まれた。

この勝利でドジャースはシリーズを3勝1敗とし、ナ・リーグ優勝決定シリーズへの切符を手にした。チーム全体が投打で粘りを見せた一戦となり、投手陣の層の厚さが際立った。


佐々木朗希の存在感とチームに広がる安定感

この試合で最も印象的だったのは、23歳の佐々木朗希が見せた圧倒的な安定感だった。八回から三イニングを完全に抑え、試合の流れをドジャース側に引き寄せた。速球の伸びと制球力は終始変わらず、相手の主軸打者を寄せ付けなかった。シーズン中から評価されていた精神的な強さが、この短期決戦で形となって表れた。

また、ベシアの11回無失点も見逃せない。プレッシャーのかかる延長戦での投球を淡々とこなし、最後の攻撃につなげた。チーム全体が投手陣を中心に安定した守備を展開し、最終的なサヨナラ劇を呼び込んだともいえる。勝因をひとりに絞ることは難しいが、継投の完成度がこの日の最大の勝利要素となった。

一方の打撃陣は、大谷翔平が4打数無安打と苦しみながらも、7回の申告敬遠でつないだ一歩が得点に直結した。直接的な安打ではなくとも、相手にプレッシャーを与える存在として機能したことは確かだ。チームとしての総合力が実を結んだ形だ。


ドジャースの流れを支えた各局面

試合展開 投手陣の働き 攻撃面の動き
序盤(1~6回) グラスノーが6回2安打無失点、サンチェスも好投 両軍とも得点圏で決定打欠く
中盤(7回) 継投準備が進む 大谷敬遠→ベッツ押し出しで同点
終盤(8~10回) 佐々木朗希が打者9人連続凡退、3イニング完全 チャンス少なく緊迫続く
延長(11回) ベシアが無失点、守備安定 パヘスの投ゴロを相手投手が悪送球、キム・ヘソン生還でサヨナラ

大谷翔平の苦戦とチーム打撃陣の粘り

この日の大谷翔平は、4打数無安打2三振に終わった。フィリーズの左腕サンチェスは内角へのカットボールを中心に攻め、バットの芯を外し続けた。それでも大谷は7回、二死満塁の場面で申告敬遠を受け、ベッツの押し出し四球による同点の流れを作る形になった。相手からの警戒が依然として強いことを示す場面でもあった。

一方で、ドジャースの打線全体は決定打を欠きながらも、四球や犠打で走者を進める粘りを見せた。トミー・エドマンやマックス・マンシーといった中堅選手の出塁が終盤のチャンスを広げ、パヘスの打球へとつながった。結果的に偶発的なミスで決着した試合だったが、そこに至るまでの過程には、相手投手陣を消耗させる打撃戦略が存在した。

延長11回のサヨナラ場面では、集中力と忍耐がチーム全体の勝利に結びついた。派手な長打ではなく、確実な出塁と守備の堅実さが勝敗を左右した試合といえる。


佐々木朗希が示した救援の新しい形

佐々木朗希が救援として登板したのは、シーズンを通しても異例の起用だった。8回から10回までの三イニングをすべて三者凡退で終える内容は、短期決戦での理想的な救援像を示した。速球とフォークの組み合わせは、終盤でも球威が衰えることなく、打者の反応を完全に封じた。

チームの新守護神としての役割を果たしたことで、先発陣と救援陣の間に生まれていた不安定さを埋めたとも言える。投手陣全体が一つのリズムで戦えた背景には、佐々木の安定した投球リズムとテンポがあった。短いイニングを任される場面が多かったベシアにとっても、前のイニングで完全に流れを断った佐々木の存在が心強かった。

この試合を通して、ドジャースの投手起用は結果的に完璧な順序で機能した。若手とベテランのバランスが噛み合い、勝利への最短ルートを描いたことが印象的だった。


守備と心理戦が生んだ11回裏の決着

延長11回裏の決着は、単なるミスによるものではなかった。二死満塁という極限の緊張状況で、カークリングはわずかに体の開きが早くなり、送球が一塁側に逸れた。捕手はベースを離れ、三走のキム・ヘソンが即座にスタートを切る判断を見せた。この走塁判断が、結果として勝利を決める瞬間につながった。

守備側の焦りと走者側の冷静さ。その対比が、この試合の象徴でもある。大きな歓声に包まれるなかで、細かなプレーの差がシリーズ突破を決めた。選手たちは勝敗の差が一瞬の判断に宿ることを改めて示した一戦だった。


決着プレーの流れ

ドジャース攻撃(延長11回裏)

エドマンがヒットで出塁

マンシーがライト前ヒットでつなぐ

二死満塁の場面でパヘスが打席へ

パヘスが投ゴロ

投手カークリングが捕球し本塁へ送球

送球が右に逸れる

捕手がベースを離れる

三走キム・ヘソンがホームイン

ドジャースがサヨナラ勝ち(2―1)


FAQ:試合に関するよくある疑問

Q1:佐々木朗希は救援投手としての起用だったのですか?
A1:はい。この試合では8回から登板し、三イニングをすべて打者9人で抑える完全救援でした。

Q2:決着のプレーは誰のミスでしたか?
A2:フィリーズの救援投手カークリングが本塁送球を右に逸らし、捕手がベースを離れたことで得点が入りました。

Q3:大谷翔平の打撃内容は?
A3:4打数無安打2三振でしたが、7回の申告敬遠が同点のきっかけになりました。

Q4:NLCS(リーグ優勝決定シリーズ)の日程は?
A4:現地10月13日開幕(日本時間10月14日)で、相手はブルワーズ対カブスの勝者です。

Q5:この試合で目立った選手は?
A5:佐々木朗希の3イニング完全投球と、パヘスの打席での勝負強さが特に印象的でした。

 

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試合を動かした投打の軸

分類 主な出来事 意義
投手陣 佐々木朗希が8~10回を3イニング完全、ベシアが11回無失点 終盤の無失点リレーが試合を支配
打撃陣 7回の大谷敬遠→ベッツ押し出し、11回のパヘス打球 出塁と粘りが勝利を導いた
守備・走塁 キム・ヘソンの瞬時のホームイン 判断の速さが決勝点に直結
チーム全体 継投の成功と守備の安定 総合力でNLCS進出を確定
今後 NLCSは現地10月13日開幕 次戦への焦点は先発陣の組み合わせ

投手陣の安定と一瞬の判断が導いたドジャースの成熟

この試合を通じて浮かび上がったのは、ドジャースのチームとしての成熟だった。
佐々木朗希の3イニング完全投球に象徴されるように、投手陣は安定感と集中力を保ち、わずかな隙も見せなかった。守備も落ち着いており、延長戦という極限状態でもリズムを崩さなかった。

攻撃面では大谷翔平が無安打に終わったものの、申告敬遠という形で相手に圧力を与えた。結果的に押し出しで得点が入った場面は、チームとしての粘りを象徴していた。大きな一発に頼らずとも、出塁と走塁で勝機をつかむ野球が機能した。

決着の瞬間には、フィリーズ側のわずかな焦りと、ドジャース側の冷静な走塁判断が交錯した。短期決戦では、能力差よりも瞬間の判断力が結果を左右する。この一戦は、その典型例だった。
次に迎えるリーグ優勝決定シリーズでも、投手陣の安定とチーム全体の集中力が鍵となる。ドジャースはその強さを証明しながら、再び頂点を目指す戦いへと進んでいく。

 

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