
2026年1月4日22:15、テレビ朝日系で「WRESTLE KINGDOM 20 棚橋弘至引退」放送決定。新日本プロレスが24年ぶりにプライム帯地上波へ。会見で棚橋は“東京ドーム超満員”を宣言。
新日本プロレス1.4東京ドーム
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2025年11月4日、東京で行われた新日本プロレスの記者会見で、2026年1月4日に開催される「WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム 棚橋弘至引退」がテレビ朝日系列で全国ネット放送されることが発表された。放送は午後10時15分から午後11時55分までのプライムタイム枠。2002年以来24年ぶりとなるプライム帯での地上波中継であり、プロレス界全体にとっても節目のニュースとなった。会見では棚橋弘至社長が現時点のチケット販売枚数「31,548枚」を掲示し、「東京ドーム超満員で引退を迎えることが最後の夢」と語った。
大会と発表の主要ポイント
2026年1月4日、テレ朝系で全国ネット放送決定
新日本プロレスの年始恒例大会「WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム ~棚橋弘至引退~」が、2026年1月4日(日)22時15分からテレビ朝日系列で全国ネット放送されることが正式に決定した。プライムタイム帯での放送は2002年5月2日の東京ドーム大会以来、およそ24年ぶり。全国ネットの中継としては2004年1月4日以来となる。
テレビ朝日の特番枠で編成される今回の放送は、引退試合という歴史的瞬間を多くの視聴者と共有できる貴重な機会となる。これまで衛星放送や配信中心だった大会が、再び地上波のゴールデン時間帯に戻ってくることに、会場とファンの双方が大きな注目を寄せている。
棚橋弘至が語った「最後の夢」とチケットの勢い
会見の締めくくりに登壇した棚橋弘至社長は、大きなフリップを手に「現時点でのチケット販売枚数を発表します」と宣言。数字は「31,548」。これは2025年11月4日時点の販売数で、過去大会と比較しても異例の速さだという。棚橋は「僕の26年のキャリアの中で唯一やり残したことがあるとすれば、それは東京ドームの超満員です」と語り、引退試合を満員の観客の中で行いたいという願いを強調した。
学生時代に観戦したアントニオ猪木の引退試合を引き合いに出し、「外野席の上まで埋まる光景が忘れられない」と振り返った棚橋。その発言は、これまで団体の中心として闘ってきた人物の実感と責任をにじませていた。最後の夢として掲げた“東京ドーム超満員”は、彼のキャリアの集大成を象徴する言葉となった。
一方で対戦相手については「もう少しお時間をください」とコメント。交渉中であることを示唆しながらも、詳細には触れず、ファンに期待を残した。会見では外道選手からの助言に触れつつ、「まだ一任していないが、関係のある選手になるだろう」と冷静に語り、発表までの過程を静かに見守るよう呼びかけた。
過去大会と今回の放送枠の違い
決定カードと注目ポイント
会見では、今大会で行われる主なカードも発表された。
男子部門ではIWGP世界ヘビー級王者・竹下幸之介とIWGP GLOBAL王者・辻陽太によるダブル選手権試合が決定。新時代の頂上決戦として注目を集めている。
女子部門ではIWGP女子王者・朱里とSTRONG女子王者・上谷沙弥のダブルタイトルマッチが実現。いずれも国内外で実績を重ねた選手同士の対戦であり、東京ドームの大舞台で女子タイトルがメインカードとして扱われるのはシリーズの新しい展開となる。
さらに、東京五輪柔道金メダリストのウルフ・アロンがEVILと対戦することも発表された。異種バックボーンを持つ新参戦として注目度が高く、プロレス界の裾野を広げる一戦になると見られている。
東京ドーム超満員に向けた挑戦
「東京ドームの超満員」という言葉は、棚橋弘至にとって単なる夢ではなく、26年にわたるキャリアを締めくくる象徴でもある。新日本プロレスがドーム大会を開催してきた中でも、2000年代以降に“超満員”と呼べる状態を実現するのは容易ではなかった。だからこそ、今回の引退試合は団体とファンの総力戦として進められている。
放送枠がプライム帯に戻ることも、彼のキャリアが築いた信頼と人気の証明だ。テレビを通じてより多くの視聴者がこの試合を見届けることで、彼の引退がプロレス界の新しいスタートラインになるだろう。
現時点で確定している情報まとめ
2026年1月4日、東京ドームのリングに立つ棚橋弘至の姿は、新日本プロレスの歴史とともに歩んだ26年の集大成となる。地上波プライム帯での放送復活は、長く応援してきたファンにとっても忘れられない夜になるだろう。観客席を満たす声援と、全国ネットの電波を通じて広がる歓声が、彼の最後の夢である“東京ドーム超満員”を現実へと導く。
棚橋弘至の引退と“東京ドーム超満員”への挑戦
棚橋弘至は会見の中で「東京ドーム超満員」を自身の最後の夢として掲げた。これは単なる希望ではなく、彼の26年間のキャリアを通して一度も到達できなかった目標でもある。1999年に入門して以来、時代の変化とともに団体を支え、低迷期から黄金期までを歩んできた棚橋にとって、東京ドームを満員にすることはプロレスラーとしての原点への回帰でもある。
「外野席の上まで埋まる光景が忘れられない」と振り返る彼の言葉には、観客とともに作り上げてきたプロレスの舞台への敬意が込められていた。2026年1月4日、その舞台が再び全国ネットの地上波で中継されることは、彼の引退試合に特別な意味を与えている。放送という形で日本中のファンがその瞬間を見届けることができるのは、彼が積み上げてきた信頼と功績の証といえるだろう。
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次の時代へ—放送復活が持つ象徴的な意味
今回の全国ネット中継には、単なる“懐かしさ”以上の意味がある。2000年代以降、プロレス中継は有料配信やCS放送に移行し、地上波での存在感は次第に薄れていた。そんな中で、棚橋弘至の引退試合が再びプライム帯で放送されるという事実は、プロレスというジャンルが再び広く支持を集めつつあることを示している。
大会のメインタイトルが男女ダブル選手権として編成されたことも象徴的だ。男子ではIWGP世界ヘビー級王者の竹下幸之介とIWGP GLOBAL王者の辻陽太が激突し、女子ではIWGP女子王者・朱里とSTRONG女子王者・上谷沙弥が対戦する。男女が同じステージで称号を懸けて闘うのは、かつての東京ドーム大会では見られなかった新しい時代の形だ。
ウルフ・アロンの参戦も話題を呼んでいる。東京五輪の柔道金メダリストがEVILとの一戦に挑むことで、スポーツとしての競技性とエンターテインメント性の融合が進む。プロレスが再び社会的注目を集める流れの中で、この大会は新時代の象徴になる。
ファンと放送がつなぐ“引退の共有”
棚橋の引退試合は、会場の観客だけでなく、全国の視聴者が同じ時間を共有する稀有な舞台となる。プロレスは「観客とともに作るドラマ」と語られてきたが、今回の放送ではその言葉が文字通り実現する。観戦チケットを手にするファンはもちろん、テレビの前で最後の試合を見届ける人々も、その瞬間に立ち会う“共演者”になる。
この共有の形こそ、棚橋が目指してきた「プロレスの社会的再認知」の完成形に近い。彼の試合は、リング上だけでなく、画面を通じて多くの人に勇気や希望を伝えてきた。その伝達の輪が、引退試合で再び広がる。
棚橋弘至の引退試合に向けた流れ
棚橋弘至の引退決定
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大会発表(WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム)
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2025年11月4日 記者会見で放送決定・チケット状況発表
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31,548枚販売達成(会見時点)
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「東京ドーム超満員」の目標を宣言
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全国ネット放送決定(2026年1月4日 22:15〜)
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当日、ファンと全国視聴者が引退試合を共有
FAQ
Q1:放送日時はいつですか?
A1:2026年1月4日(日)22時15分から23時55分まで、テレビ朝日系列で全国ネット放送されます。
Q2:“24年ぶりのプライム帯”とはどういう意味ですか?
A2:新日本プロレスの大会が地上波のプライムタイム帯で中継されるのは、2002年5月以来24年ぶりです。
Q3:チケット販売の現状は?
A3:2025年11月4日時点で31,548枚が販売され、過去最速ペースとされています。
Q4:棚橋弘至の対戦相手は決まっていますか?
A4:対戦相手は現時点では未発表で、「もう少しお時間をください」と本人がコメントしています。
Q5:大会の注目カードは?
A5:男子ダブル選手権(竹下幸之介 vs 辻陽太)、女子ダブル選手権(朱里 vs 上谷沙弥)、ウルフ・アロン vs EVILが発表されています。
2026年1月4日 東京ドーム大会の全体像
放送復活が示す“プロレス文化の循環”
今回の放送決定は、単なる1大会の特別編成にとどまらない。長らく深夜枠や配信が主流となっていたプロレスが、再び地上波のゴールデン時間帯に戻るということは、ジャンルそのものの文化的復権を意味している。
棚橋弘至という存在は、低迷期の団体を支え続けた象徴であり、時代を超えて“プロレスの顔”として親しまれてきた。その彼が引退試合を全国ネットで迎えることは、かつてプロレスが家庭のテレビで共有されていた時代を再び思い出させる。
加えて、男女ダブル選手権や異競技からの参戦は、今のプロレスが「世代」「性別」「分野」を超えて進化していることを示している。これらの要素を一夜に凝縮した今回の大会は、プロレスというジャンルがどれだけ多様性を受け入れ、広がりを見せているかを体現する場だ。
引退という節目を迎える棚橋の姿は、過去と未来をつなぐ架け橋のように映る。2026年1月4日、東京ドームに響く歓声は、彼が築いてきた“希望としてのプロレス”を次世代へと受け継ぐ象徴となるだろう。
