コブクロと万博
この地球の続きを
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コブクロと大阪・関西万博の関係
大阪・関西万博とコブクロは、運命的とも言える深いつながりを持っています。コブクロは万博の公式テーマソング「この地球(ほし)の続きを」を手がけ、2025年日本国際博覧会アンバサダーにも任命されています。開会式をはじめとするイベントにも出演し、万博の象徴的存在として音楽の力で場を彩ります。
コブクロの軌跡と魅力とは?
コブクロは、小渕健太郎(G&Vo)と黒田俊介(Vo)によるデュオ。1998年、大阪の路上で出会い、ストリートミュージシャンとして活動を開始しました。2001年に「YELL~エール~/Bell」でメジャーデビュー、2005年には『NHK紅白歌合戦』にも出場。心に染み入るハーモニーと、温かみのあるメロディが多くのファンを惹きつけ、日本を代表するユニットとして成長を遂げました。
万博の心を映す楽曲「この地球(ほし)の続きを」
2022年10月19日にリリースされた「この地球(ほし)の続きを」は、大阪・関西万博の公式テーマソング。シンプルで覚えやすい旋律と、未来への希望を描いた歌詞が印象的です。
コブクロのコメント: 「誰もが口ずさめるような旋律を意識しました。歌詞には2025年の期待とその先への願いを込めています。1970年大阪万博へのリスペクトも含めました。」
ミュージックビデオの多彩な演出
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オリジナルバージョン
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ストーリーバージョン(子どもたちの未来を描写)
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このほしキッズバージョン(ダンスメイン)
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ミャクミャクダンスバージョン(公式キャラ登場)
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御堂筋ランウェイ2022バージョン(共演250人)
開会式やイベントでも重要な存在に
開会式の出演
2025年4月12日(土)に開催される大阪・関西万博の開会式にコブクロが出演。NHKで全国生放送予定です。
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日時:2025年4月12日(土)14:00~15:10
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場所:EXPOホール「シャインハット」他
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放送:NHK全国生中継
大阪ウィークでのミニライブ
2025年5月9日には「大阪ウィーク~春~」のオープニングイベントにも登場。
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日時:2025年5月9日(金)11:00~
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場所:EXPOアリーナ「Matsuri」
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内容:1曲限定ミニライブ
大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を伝える存在として、コブクロが選ばれた理由は、その“人と人のつながり”を歌ってきた実績にあります。
万博のような未来志向の舞台では、最新技術やグローバル政策が目立ちがちですが、コブクロのような温かみのある音楽は、「人の心が主役」であることを思い出させてくれます。
都市や科学だけでなく、“想い”を共有することが、次の時代に必要なリソースなのかもしれません。
テーマソングの普及と未来への広がり
「この地球の続きを」は音楽だけにとどまらず、ダンス・合唱・盆踊り・教育など幅広い形で展開されています。
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ダンス振付:辻本知彦(「パプリカ」)
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盆踊り版:2023年東京ドームで初披露
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楽譜配布:吹奏楽/合唱/ピアノなど多種
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使用許諾制度:誰でも申請可能な柔軟な仕組み
学校や地域イベントを巻き込んだ「参加型の万博」が実現されています。
テーマソング活用方法の違い
同じ楽曲でも、その伝わり方や活用方法には違いがあります。どのように届けるかによって、体験は大きく変わります。
| 活用方法 | 特徴 | 対象・場面 |
|---|---|---|
| ダンスバージョン | 子どもたちにも親しみやすいリズムと振付 | 小学校・地域イベントなど |
| 盆踊りバージョン | 伝統文化と現代楽曲の融合、地域性を重視 | 祭り・盆踊り大会など |
| 合唱・吹奏楽アレンジ | 楽曲の感動を広く共有できる、ハーモニー重視 | 学校演奏・公演・式典など |
どれが一番響くかは人それぞれ。まずは「ダンスで体感」、次に「歌って共感」、最後は「聴いて浸る」。そんな多層的な楽しみ方が、この楽曲には用意されています。
テーマソング「この地球の続きを」が広がる流れ
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制作・発表
→ 万博公式テーマソングとして発表(2022年) -
メディア展開
→ MV公開、テレビ出演、万博関連イベントで披露 -
ダンス・合唱版展開
→ 振付や楽譜が公開され、教育現場・地域へ普及 -
参加型イベント化
→ 盆踊り・子どもダンス・キャラクター版で体験型へ -
万博会場でのライブ実演へ
→ 開会式・大阪ウィークなどでの実演を通じて集大成に
大阪・関西万博とは?
2025年4月13日から10月13日まで大阪・夢洲で開催される国際博覧会。158の国と地域、7つの国際機関が参加予定。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。開会式には天皇皇后両陛下も出席予定で、コブクロは公式テーマソングを披露します。
「つながり」「未来」「いのち」——そのすべてを象徴する音楽として、コブクロの役割は極めて大きなものです。
| 見出し | 要点 |
|---|---|
| コブクロと万博の関係 | テーマソングとアンバサダーとして万博の中核を担う存在。 |
| 楽曲「この地球の続きを」 | 未来への希望と1970年万博へのリスペクトを込めた楽曲。 |
| 開会式・大阪ウィーク出演 | 開幕を飾る式典や大型イベントで歌唱、広く認知される機会に。 |
| テーマソングの多様な展開 | ダンス・盆踊り・合唱など、多角的に展開し“参加型”を実現。 |
| 万博の意義と未来社会の象徴性 | いのち・つながり・未来社会のデザインを音楽で表現・発信。 |
結びに──音楽がつなぐ未来の万博へ
大阪で出会った二人が、未来のために歌う。コブクロの歩みと万博の理念は、まるで一本の糸のようにつながっています。「この地球(ほし)の続きを」は、私たちに問いかけます。
──次の物語を、あなたも一緒に奏でてみませんか?
「音楽と社会の交差点に立つということ」
静かに流れるメロディの裏には、時代と格闘してきたアーティストの祈りがある。
「この地球の続きを」とは、過去をなぞるのではなく、未来へ投げかける問いだ。
かつて大阪で万博が開かれたとき、希望は高度経済成長の象徴だった。
けれど今は違う。希望は、人の手に負えない速度で進化する社会と、うまく折り合いをつけるための“感情の避雷針”になりつつある。
コブクロは、その避雷針を、音楽でつくろうとしているのだろう。
テクノロジーと理想が交錯する舞台で、「歌う」という行為が人と人をつなぐ最後の言葉になるかもしれない。
それは祝祭ではなく、内なる再生だ。
問い続ける声の先に、私たちは“まだ見ぬ地球”を想像する。
そして、ほんの一瞬、それを信じてもいいと思えるのだ。
