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ソフトバンクがウェブ手続き有料化へ 8月20日から一律3850円に統一

ソフトバンク〈9434〉は2025年8月20日から、ウェブ経由の契約手続きに事務手数料3850円を導入。店頭と同額に統一し、「物価高騰への対応」と説明している。

 

ソフトバンクがウェブ手続き有料化へ

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ソフトバンク株式会社は、これまで無料としていたオンライン上での契約手続きについて、8月20日受付分から事務手数料を徴収する方針を発表した。新規契約や機種変更、MNP転入などを含むウェブ経由の手続きが対象で、手数料は3,850円(税込)。店頭と同額に統一される形となり、通信業界における価格改定の波紋が広がりつつある。


2025年7月18日発表内容

項目 内容
発表主体 ソフトバンク株式会社(証券コード:9434)
改定内容 オンライン手続き(新規契約・機種変更など)を有料化
適用開始日 2025年8月20日 受付分より
新たな事務手数料 一律3,850円(税込)
会社側の説明 物価高騰による各種費用の上昇が背景

2025年7月18日、ソフトバンク株式会社は公式発表を通じて、「My SoftBank」などのオンライン手続きを対象とする新たな事務手数料制度を導入することを明らかにした。これにより、従来無料とされてきたウェブ上での新規契約・機種変更・他社からのMNP転入といった各種手続きについても、一律3,850円(税込)の手数料が発生することになる。

手数料の徴収は、2025年8月20日以降の申込み受付分から適用される。対象となるのは、同社公式サイトや「My SoftBank」アプリを通じて行われるオンライン手続きで、従来は“オンラインは無料”という利便性が強調されてきた部分において、大きな方針転換が図られた形だ。

同社は、有料化に踏み切る理由として「物価高騰に伴う各種費用の上昇」を挙げており、システム維持やセキュリティ強化、サポート人件費などのコストを背景に、価格改定が避けられなかったと説明している。

これにより、店頭とオンラインの手続き費用が統一され、手続き経路によるコスト差がなくなる一方で、ユーザー側の負担感が増すとの見方もある。特に、オンラインでの契約に慣れていた若年層や遠隔地の利用者にとっては、“無料だった利便性”が失われるとして懸念の声も出ている。


影響範囲とユーザーの反応

今回の手数料有料化は、ソフトバンク回線の契約だけでなく、サブブランドや関連サービス(例:Y!mobile、LINEMOなど)への波及も注視されている。現在のところ、各ブランドごとに具体的な手数料適用方針は明らかにされていないが、今後の運用指針によっては対象が拡大する可能性もある。

SNS上では「実質的な値上げではないか」「オンラインの意味がなくなる」といった否定的な反応も一定数見られた。一方で、ソフトバンク側がコストの透明化と整合性を図ったとの見方もあり、業界内の標準化の一環として受け止める声もある。


主要3社の手数料方針/2025年7月時点

キャリア名 オンライン契約の手数料 店頭契約の手数料 補足
ソフトバンク 3,850円(新設) 3,850円(従来通り) 2025年8月20日以降、両者統一
NTTドコモ 無料(据え置き) 3,850円 オンラインは割安
KDDIau 無料(据え置き) 3,850円 au Online Shop経由は手数料0円

 

制度変更による申込み行動の変化

2025年8月20日からの有料化を前に、駆け込みでオンライン手続きを完了させる動きが顕在化している。特に学生や若年層の利用が多いSIM単体契約やMNP転入では、8月上旬時点ですでに申込み件数が増加傾向にあり、ソフトバンク公式も「一時的に確認メールや審査結果の通知に時間がかかる場合がある」と告知している。

一方、これまで「ウェブは無料/店頭は有料」とされていた価格差による選択行動が消滅することで、実店舗での相談需要や家族契約の同行手続きが再び増えるとの見方もあり、今後の店舗混雑や対応体制への影響も予想される。

 

kicks-blog.com

 


制度導入の経緯と適用範囲

時期 公式発表・報道内容
2025年7月18日 ソフトバンクがオンライン手続きの有料化を発表
同日 日経・読売・朝日新聞など主要3社が一致報道
2025年8月20日 My SoftBank等の手続きに3,850円の手数料を導入
今後 他ブランド(LINEMO/Y!mobile)適用方針は未定

ユーザーの「納得度」に影響する3つの構造要因

今回の制度変更は、単なる価格改定ではなく、「なぜ有料なのか」という説明の妥当性が、ユーザーの納得度に直結する構造を持つ。特に以下の3点が不信や反発の温床となりやすい。

  1. 無料→有料の理由が「物価高」だけで説明されていること

  2. サービス内容は据え置きで、利便性の向上が伴っていないこと

  3. 他社との差別化ではなく、横並び的な統一に見えること

仮に料金が同じでも、「納得して支払える理由」が存在するかどうかが制度変更の受容度を左右するという構造がある。

【制度変更 → 利用者行動 → 業務構造への影響】

① オンライン手続き有料化(8月20日)  
    ↓  
② 無料のうちに手続きしたい → 駆け込み申込み増加  
    ↓  
③ システム処理遅延・店舗混雑リスク  
    ↓  
④ 利便性より「価格平等」の方針へ転換  
    ↓  
⑤ 店頭手続きとの選択理由が希薄化


“価格整合”は“ユーザー整合”になりうるか

通信各社は長らく、「オンライン手続き=低コストで安価・効率的」という構図を掲げてきた。今回、ソフトバンクがウェブ手続きにも一律の手数料を課すことで、表向きは「経路による価格差の是正」がなされたように見える

だが、その本質は「ユーザーの選択肢を減らす制度設計」への移行とも捉えられる。利便性を引き換えに均一性を保つ施策は、利用者側の自由度を狭める結果となりかねない。今後、この動きが他キャリアに波及すれば、オンラインとリアル窓口の意味付けが根本から問い直されることになるだろう。


❓ FAQ

Q1. オンライン手続きの手数料はいくらになりますか?

A. 2025年8月20日受付分から、一律3,850円(税込)となります。

Q2. 店頭での手続きと料金は同じになりますか?

A. はい。店頭・オンラインともに同額に統一されます。

Q3. 対象となる手続きは何ですか?

A. 新規契約、機種変更、MNP転入などが対象です。SIM単体契約も含まれます。

Q4. LINEMOやY!mobileも対象になりますか?

A. 現時点では適用範囲は未定とされていますが、今後の運用で変更される可能性があります。

Q5. 有料化を避けるにはどうすればいいですか?

A. 2025年8月19日までにオンライン手続きを完了すれば、手数料はかかりません。


まとめ

要素 内容概要
変更内容 ソフトバンクがオンライン手続きを有料化
適用日 2025年8月20日(DATELOCK固定)
対象範囲 新規契約・機種変更・MNP転入等(My SoftBank経由)
手数料 一律3,850円(税込)
社会的影響 利便性低下・他社への波及・駆け込み申込増加
評価軸 利便性の低下 vs 制度整合の正当性