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EVO2025前にプロゲーマー2名が盗難被害 機材を失いながらも出場へ

格闘ゲーム大会「EVO2025」出場のため渡米した日本のプロ選手2名が、ラスベガスのホテルで盗難被害に遭遇。チームと現地支援により出場体制は整えられたが、機材喪失や精神的な影響も明かされた。競技外リスクへの対応も問われている。

 

EVO2025前にプロゲーマー2名が盗難被害

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アメリカ・ラスベガスで開催される格闘ゲームの国際大会「EVO 2025」に出場予定だった日本のプロゲーマー2名が、滞在先のホテルで盗難被害に遭っていたことが7月31日に明らかとなった。所属チームである「ANSWER.M.GAMING(A.M.G)」および「Saishunkan Sol 熊本(SS熊本)」は、SNSを通じて被害を公表し、精神面のケアとともに大会出場への支援を表明している。事件は現地時間の7月下旬に発生したとみられ、選手が試合で使用する重要なデバイス類も盗難の対象となったが、出場には問題がない体制が整ったという。

項目 内容
発生時期 2025年7月下旬(現地時間)
被害者 A.M.G所属のこばやん選手、SS熊本所属のcosa選手
被害内容 ホテル客室にてデバイス等の盗難被害(PC・アケコン
主な対応 所属チームによる支援体制の整備、日本勢の協力による機材手配
出場可否 EVO 2025への出場は予定通り実施

盗難被害の発覚と関係者の対応

格闘ゲームの国際大会「EVO 2025」に出場するため渡米していた2人のプロゲーマーが、ラスベガスの滞在先ホテルで盗難被害に遭っていたことが、2025年7月31日に所属チームより公表された。

被害を受けたのは、A.M.Gに所属しSS熊本にレンタル移籍中のこばやん選手と、SS熊本に所属するcosa選手。大会前の準備期間中、食事や買い物のために外出したタイミングでホテルの客室内が荒らされ、アーケードコントローラーやノートPCなど、対戦に使用する機材一式が持ち去られたという。

両チームは連携して対応にあたり、選手らが身体的に無事であることを確認。貴重品は身に付けていたため盗難対象とはならず、事件後も警察やホテル側と連絡を取りつつ、必要な補助を進めていた。


被害報告後のチーム対応と周囲の協力

A.M.GおよびSS熊本の公式X(旧Twitter)アカウントによれば、盗難発覚後すぐに対応に乗り出し、現地に滞在していた日本の他チームや関係者の協力を得て、選手が大会に参加できる体制を整えたと報告された。

投稿内では、チーム側が「精神的なダメージがあったにもかかわらず、試合に臨もうとする選手を最大限支えていく」と述べており、今後も継続的なフォローアップを行っていく姿勢を明らかにしている。

また、被害を受けた選手自身もSNS上で状況を共有しており、「ショックを受けているが、周囲の支えに感謝している」と投稿。自身の安全と出場の見通しを冷静に伝えていた。


被害内容と大会出場体制の整理

分類 詳細
被害発生場所 ラスベガス市内のホテル客室(宿泊先)
被害タイミング 外出中(食事・買い物中)
被害品 アーケードコントローラー、チーム支給PC、試合用周辺機器
選手の状態 怪我なし・貴重品無事・精神面は動揺あり
対応内容 他チーム支援による代替機材の手配/EVO 2025出場は可能

試合環境と選手側のリスク共有

被害に遭ったこばやん選手とcosa選手は、個別にSNS上で当時の状況や心境を明かしており、「部屋を漁られた形跡があった」としつつも、「身の危険はなかった」と冷静に報告していた。

被害の対象となったアーケードコントローラーやノートPCは、いずれもプロゲーマーとしての活動に不可欠なツールであり、短期間での代替は困難なケースも多い。しかし今回は、渡米していた日本のeスポーツ関係者が連携し、必要な機材の一時提供や練習環境の確保に動いたことで、大会出場に支障が出ることは避けられたという。

一方で、選手が宿泊するホテルの安全管理や、渡航先での機材管理の徹底といった課題も浮き彫りとなった。チームは今後のリスク対策として、携行品保険の活用や、荷物の分散管理なども視野に入れていくと見られる。

対応後の再発防止と機材補填の取り組み

大会出場の可否が確保されたあとも、A.M.GおよびSS熊本の両チームは選手の精神的ケアや環境補強に取り組んでいる。盗難により失われたアーケードコントローラーやノートPCは、チームが帰国後の補填を検討中と明かしており、保険の適用可否も視野に入れている。

また、今後の国際大会における安全対策として、次のような方針が浮上している:

  • チーム所有機材のバックアップ確保

  • 渡航時に複数拠点での荷物分散保管

  • 宿泊施設選定時にセキュリティ評価の事前確認

  • SNS等でのリアルタイムな被害報告テンプレートの作成

一連の事態を教訓として、選手・チーム双方に「競技外リスク」への備えが強く意識された場面となった。

 

kicks-blog.com

 


投稿コメントに込められた不安と覚悟

こばやん選手は自身のSNSにて「もちろん鉢合わせもあり得ましたし、ショックを受けています」と被害当時の心境を記していた。物理的な危害こそ回避されたが、部屋に不法侵入された事実が残した心理的影響は小さくない。

一方で、cosa選手も「最初は頭が真っ白になりましたが、皆さんの支援でなんとか気持ちを立て直せました」と投稿し、感謝と決意を並べた。こうした言葉には、競技者としての責任感と、突発的な不安との間で揺れる葛藤がにじんでいた。

試合は予定通り行われる見通しであり、2人は与えられた舞台で結果を残すべく準備を進めている。


ラスベガス到着から試合準備までの対応整理

時点 出来事・対応
渡航 A.M.GとSS熊本がEVO2025への参加を公式発表
ラスベガス到着 大会直前の調整期間として現地入り
7月下旬 宿泊先のホテルで盗難被害を確認(外出中)
被害後即時 所属チームと現地日本人チームが連携、代替機材手配
7月31日 両チームがXにて被害公表と出場方針を発表
8月1日以降 EVO2025本戦に出場予定、心身の回復を優先しながら参加

よくある5つの疑問

Q1. 被害に遭ったのはどこのホテルか?
A:現時点ではチーム公式・選手ともに宿泊先のホテル名は公開していません。

Q2. 被害届や警察とのやり取りは?
A:公的機関への届け出についてはSNS上では明言されておらず、公式な報道も確認されていません。

Q3. 大会のルール上、他者のデバイス使用は問題ないのか?
A:EVOでは使用機材に一定の規定がありますが、事前申請と調整で対応できる範囲とされています。

Q4. チームが支援している内容は?
A:渡航費用や機材の再手配、宿泊先での安全確保、精神的サポートなどが含まれています。

Q5. 今後の補償はどうなるのか?
A:保険適用の検討が進められており、詳細は今後の公式報告待ちとなります。


被害発生から大会出場に至る要点まとめ

区分 内容
渡航目的 EVO 2025出場(現地:アメリカ・ラスベガス)
被害内容 ホテル客室内での盗難(アケコン・ノートPCなど)
被害時の状態 外出中、選手らは不在・怪我なし・貴重品は所持
被害後の対応 所属チームと現地関係者が代替機材を提供/SNSで被害公表
出場可否 機材提供により出場可能、試合準備も継続中

国際大会に潜む現地滞在リスクと管理意識

今回の盗難被害は、プロゲーマー個人の行動では防ぎきれない「滞在環境の盲点」を浮き彫りにした。大会に集中するために設けた調整期間が、逆に油断や無防備な状況を生む結果にもつながった。

機材という明確な目標物を有する競技者が、海外で宿泊施設に滞在する際のリスクマネジメントは、今後より高いレベルが求められるだろう。とくに今回のように、複数選手の滞在先が判明していた状況では、情報漏洩のリスクや防犯の基本的な対策を再確認する必要がある。

チームが支援に尽力し、日本人コミュニティが手を差し伸べたことで大会出場は実現できそうだが、「試合前に心を乱される出来事があった」という事実そのものが、eスポーツ環境全体の脆さを物語っているとも言える。
競技の中核には人間がいるという前提を忘れず、技術的・制度的・人的な備えを多層的に積み重ねることが、世界の舞台に立つ選手たちを支える基盤となる。