雑記ブログ、ときどきAmazon

Amazonアソシエイト,楽天room,広告PRがあります。

岡崎市中央クリーンセンターで再び火災 6月に続く出火でごみ受け入れを一時停止

2025年8月8日、愛知県岡崎市の中央クリーンセンターで再び火災が発生しました。6月にも同じごみピットから火災が起きており、今回の影響で8日は終日ごみの受け入れが停止されました。出火原因や再発防止策を含め、現場の対応と市民への影響を詳しく解説します。

 

岡崎市中央クリーンセンターで再び火災

広告の下に記事の続きがあります。ペコリ

愛知県岡崎市にある中央クリーンセンターで8月8日午前、ごみをためるピットから出火する火災が発生した。6月にも同じ施設で火災が起きており、2か月連続の発火により、8日は終日ごみの受け入れが停止された。消防と市は出火原因の特定を急いでいる。

項目 内容
発生日時 2025年8月8日 午前10時半ごろ
発生場所 岡崎市板田町・中央クリーンセンター
出火元 ごみピット(可燃ごみ貯留場所)
被害状況 けが人なし/消防車11台出動/約2時間後に鎮火
処理影響 8日終日ごみ受け入れ停止/9日から再開予定
過去事例 同施設で6月28日にも火災/出火場所も同じ

中央クリーンセンターで2か月連続の火災 ごみ処理に影響

岡崎市板田町にある中央クリーンセンターで8月8日午前10時半ごろ、「ごみのピットから出火し煙が充満している」との119番通報が寄せられた。通報を受けた消防は現場に消防車など11台を出動させ、約2時間後に鎮火を確認した。火元は、家庭から収集された可燃ごみが一時的にためられる「ごみピット」とされており、現場では黒煙が施設全体に広がる状況だった。

この火災によるけが人は確認されていないが、岡崎市は8日終日、ごみの受け入れを停止。9日以降は通常運転を再開する予定だとしている。収集されたごみについては、臨時の分散搬入や他施設での処理などにより対応されている。


同じ場所での再出火 6月火災と同一ピット

この施設では、2025年6月28日にも今回と同じごみピットから火が出ており、当時も消防車が出動する事態となった。6月の火災発生時には、数日間にわたり受け入れ停止措置が取られた経緯がある。

岡崎市と消防は「出火原因は調査中」としながらも、6月と同様にごみの中に発火性の物質が混入した可能性に注目している。スプレー缶、リチウム電池、使い捨てライターなどは、通常の可燃ごみに混ぜることが禁止されているが、混入のリスクは根強いとされる。

こうした背景から、岡崎市は市民に対して「分別の徹底と危険ごみの持ち込み禁止」を改めて呼びかけている。


危険物の混入が再発火の要因か 市民分別に再注意

消防関係者によると、ごみピットは深さがあり、圧縮されたごみ内部で発火やくすぶりが長期間持続する可能性があるという。今回も、外観上の異常が出火直前まで確認されていなかったという証言が出ており、「内部発熱」や「混入物の化学反応」なども原因として排除できない。

環境省のデータによれば、近年のごみ処理施設での火災は年に200件前後発生しており、その多くに充電式電池やスプレー缶の誤投入が関係している。岡崎市でも、市内スーパーや公共施設などで回収可能な電池類の専用拠点が設けられており、市民による正しい分別行動が再発防止のカギとされている。


再出火リスクと施設内の温度管理

中央クリーンセンターでは、6月の火災以降、可燃ごみピットの温度監視を強化する方針が示されていた。ごみピットの火災は、ごみ層の奥深くで酸素が少ない状態で発熱が進行し、時間を置いて再燃する「遅延着火型火災」が多いとされる。

施設内ではサーモグラフィなどによる温度監視装置の設置も進められていたが、今回のような再出火を完全に防ぐのは難しいのが現状だ。特に夏場は高温環境と湿度変化により、揮発性の液体が気化しやすく、少量の火種でも発火に至るリスクが高まる。

市は、火災発生時の初動対応手順や監視装置の運用記録を検証し、再発防止策の強化に取り組む方針を示している。

 

kicks-blog.com

 


中央クリーンセンター火災の時系列概要

日時 内容
2025年6月28日 ごみピットから出火/鎮火後、数日間受け入れ停止
~7月末 ごみピットの温度監視体制を市が強化と発表
2025年8月8日 10:28 ピットから煙が発生し消防へ通報(通報時刻は10:44)
同日 12:30ごろ 火災は鎮火、けが人なしを確認
同日 午後 市が受け入れ停止と9日からの再開を通知

 

広域処理と緊急時の代替搬入計画

岡崎市の中央クリーンセンターは、同市の一般家庭ごみを一括で受け入れる中核施設であるため、受け入れ停止が発生すると近隣地域にも波及的な影響が生じる。8月8日の火災では、収集された可燃ごみの一部を市内の別施設へ迂回させる措置が取られ、その他は民間の処理施設に搬入された。

市によると、こうした非常時には、豊田市安城市などの民間系ルートとの緊急協定を活用する方針が整備されている。また、今後は高温期のごみ処理リスクを見据え、ごみ搬入スケジュールの分散化や早期搬出計画の策定も進めるという。


市民生活と収集業者の混乱

ごみ処理施設の再火災は、市民生活にも直接的な影響を及ぼしている。今回の受け入れ停止により、可燃ごみの収集予定が変更された地域もあり、一部では一時的に集積所が満杯になるケースも報告された。

また、ごみ収集を委託されている民間業者からは、「事前の通知が間に合わず、収集ルートの再調整に時間を要した」との声もあがっている。市は今後、発生初期段階でのLINE通知・防災無線・ポータル更新の同時並行発信を強化するとしている。


中央クリーンセンター火災への対応

ステップ 内容
❶ 出火 2025年8月8日午前10時半ごろ、ごみピットから煙発生
❷ 通報 職員が消防に119番通報(10:44)
❸ 鎮火 約2時間後に消火完了、被害者なしを確認
❹ 受け入れ停止 当日午後、8日終日のごみ受け入れ中止を発表
廃棄物処理対応 一部を他施設・民間施設に迂回処理/9日から再開

再燃型火災が突きつける処理現場の限界

2か月連続での同一施設・同一箇所からの火災は、ごみ処理現場が抱える「再燃型火災リスク」の難しさを浮き彫りにした。外観上に異常がなくとも、ごみ内部でくすぶり続ける火種が突如として発火する現象は、従来の監視装置だけでは把握が難しい。

とりわけ夏季は、収集後のごみの発酵やガス発生が急速に進むため、ピット内での物理的変化が想定以上のスピードで進行する。今回の岡崎市のように、一定期間を空けてから再度出火する事例は、今後他地域でも起こり得る課題であり、施設内の常温化対策や初期加熱監視の技術強化が急務とされる。

また、市民による危険物混入のリスク管理も引き続き求められる。市が進めているリチウム電池・スプレー缶回収ステーションの拡充策や、学校・地域団体との連携による分別啓発の拡大が、再発防止の基盤となると考えられる。


【FAQ|よくある質問】

Q1. 9日以降のごみ収集は通常どおり行われますか?
岡崎市は9日朝から通常通りの搬入・収集を再開すると発表しています。ただし、状況によっては一部地域で時間変更がある可能性があります。

Q2. なぜ同じ場所で2回も火災が起きたのですか?
→ 詳細な原因は現在調査中ですが、ごみの中に含まれるリチウム電池やスプレー缶などの発火性物質の混入が疑われています。

Q3. ごみを出すときに特に注意する点は?
スマートフォンのバッテリー、乾電池、スプレー缶、ライターなどは絶対に可燃ごみに混ぜないよう徹底が求められています。専用の回収ボックスをご利用ください。

Q4. 他のごみ処理施設でも同様の事故はありますか?
環境省の資料によると、全国で年間約200件の処理施設火災が確認されており、その多くが同様の混入物によるものとされています。

Q5. 今後の再発防止策はどうなる予定ですか?
岡崎市は監視装置の増設、施設の温度管理の見直し、危険物回収ポイントの拡充、市民啓発強化を柱とした対策を検討しています。


まとめ

要素 概要
発火元 ごみピット内部で煙が発生し火災に発展
過去事例 6月にも同一施設・同一箇所で火災
原因想定 危険物の混入・内部発熱・夏場の気化反応
市の対応 受け入れ停止 → 代替搬入 → 再開方針
今後の課題 市民啓発と施設の温度管理体制の強化