タレントの熊切あさ美が、芸能生活26年目にして初のソロ歌手デビューを果たした。新曲『大嫌いだけど 大好きな人』は、自身の失恋体験をもとに作詞を提案したリアルなラブソング。かつて“崖っぷちアイドル”と呼ばれた彼女が、「もう誰か他の人に譲ってもいい」と語り、イメージからの脱却と再出発への意欲を語った。今後の展望や“平凡な幸せ”の意味をどう受け止めるべきか――。
熊切あさ美
崖っぷち卒業を宣言
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「崖っぷちアイドル」と称された彼女が、45歳目前にして“本当の自分”を歌に込めた──。
タレントの熊切あさ美さんが、26年の芸能生活で初めてソロ歌手としての一歩を踏み出しました。
彼女が語る「過去」「再出発」「夢」とは何なのか。会見現場と関係者の声から、その核心に迫ります。
熊切あさ美のソロ歌手デビューはなぜ注目された?
デビュー曲はどんな曲?
2025年5月、熊切あさ美さんが新曲『大嫌いだけど 大好きな人』を発表し、ソロ歌手として正式デビューを果たしました。
楽曲は、熊切さん自身の失恋体験を基にした切ないラブソング。自身の言葉で歌詞の多くを提案し、タイトルも熊切案を採用したというから驚きです。
彼女が「失恋を歌にできるなんてかっこいいと思っていた」と語るこの楽曲には、さまざまな想いが込められています。
「聞けば聞くほどよくて、いつの間にか口ずさんでいた」といった反響の声も寄せられ、話題性も上昇中です。
視聴者からの反応
SNS上では「熊切さんの歌、刺さる」「あの人がソロデビューって感慨深い」といった投稿が続出。
イベント会場でも、来場者の多くが「彼女の本音が歌ににじんでいる」とコメントを寄せていました。
上木彩矢との制作秘話は?
プロデューサーを務めた上木彩矢さんは、当初送られてきた歌唱動画を見て「曲が何か分からなかった」と笑いながらも、「努力家で成長がすごい」と絶賛。
「初めはどうなるかと不安だったけれど、結果的に完璧な仕上がりになった」と語りました。
制作段階では、熊切さんが「入れてほしい」と提案したフレーズが多く採用され、恋愛にまつわる切実な言葉が盛り込まれています。
上木さんは「この人、大丈夫かと思うくらい心配になる歌詞もありました」と、熊切さんの“赤裸々さ”を振り返りました。
🔸熊切あさ美の“原点”とは?
熊切さんは1998年にアイドルグループ「チェキッ娘」のメンバーとして芸能界に登場しました。
当時の楽曲はメンバー全体でパフォーマンスする形で、ソロとして“自分の言葉で表現する”という概念からは程遠いものでした。
本人も「昔は自分の気持ちを前に出すのが怖かった。今のように“素直な想い”をさらけ出せるようになったのは本当に最近」と語っています。
アイドルから“表現者”への転換には、年月と経験、そして覚悟が必要だったのです。
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当時のグループ活動では主役になることが少なかった
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表現の主軸は“他人の曲”に頼るスタイルだった
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現在は「自分の歌を歌う」という本質的な表現へ移行
項目 | 昔の熊切あさ美 | 今の熊切あさ美 |
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立場 | アイドルグループの一員 | ソロアーティスト |
表現手法 | 決められた振付・歌詞 | 自作詞+実体験反映 |
活動スタイル | テレビ中心 | 音楽+舞台+SNS発信型 |
自己評価 | “崖っぷち”と自虐 | “幸せに暮らしております”と宣言 |
熊切あさ美が語った“崖っぷち脱却”とは?
今の恋愛や生活のスタンスは?
イベント中、熊切さんは“今の恋愛事情”について問われると、「今はいないんですよ……」と率直に回答。
結婚願望は特にないものの、恋愛そのものには前向きな姿勢を見せ、「いつ誰と出会ってもいいように準備はしている」と語りました。
「1人に慣れすぎて誰かと暮らすのが想像できない」という葛藤も吐露しつつ、やはり「寂しさはある」と素直な本音も。
“崖っぷち”という言葉では片づけられない、等身大の“今”を語った瞬間でした。
“崖っぷち”キャラをどう捉えている?
かつて“崖っぷちアイドル”と揶揄されていた熊切さん。今もその肩書きが報道に残ることについて「そろそろ他の人に渡してもいいかなと思う」と笑って語りました。
「安全な場所が一番。今は平凡で幸せに暮らしている」と断言する姿からは、過去の葛藤と決別した芯の強さが感じられます。
その発言には、過去のイメージやレッテルを自ら更新しようとする意志がにじんでいました。
熊切さんは、芸能界に生き残るために“いじられキャラ”や“崖っぷち”のイメージを受け入れながらも、自分の中で「本当の自分」を失ってはいけないという葛藤を抱えてきたと言います。
「笑っている裏で泣いていた時期もあった。だけど今は、その涙も歌にできるようになった」と語る彼女の変化には、多くの人が勇気をもらえるでしょう。
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レッテルに抗うより「昇華」することを選んだ
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人前の笑顔と、裏側の涙を“歌”に変えた
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批判や誤解すら、自分の物語の一部として受け止めている
✅ 見出し | 要点 |
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▶ 恋愛と結婚の本音 | 「寂しいけど、今は1人が楽」と素直な告白 |
▶ 崖っぷち脱却発言 | 「安全な場所が一番。もう十分」と宣言 |
▶ イメージ再構築 | 過去のキャラを笑顔で手放す姿勢が話題に |
▶ 新たな挑戦 | 次回作やアルバムへの意欲も表明 |
🔁熊切あさ美の“再出発”ストーリー
① 崖っぷちと呼ばれる
② 苦悩と迷走の日々
③ 自分を見つめ直す時間を経て
④ 歌詞を書くようになる
⑤ ソロ歌手として再出発
「“崖っぷち”の先にあったのは、意外にも“静かな幸福”だったのかもしれません。」
熊切あさ美はこれから何を目指す?
今後の展望と音楽活動の夢
熊切さんは、今後について「一発で終わるのはさみしい。もう1作、いや3作、アルバムも出したいです」と意欲を明かしました。
また「YouTubeが全然再生されないの。よかったら聴いてください」と率直な言葉で、等身大の自分をアピールする姿は印象的でした。
本気の表現と、どこか愛される“抜け感”。その両方を兼ね備える今の熊切さんは、まだ“完成形”ではない。
その未完成さこそが、次の作品へと続く余白なのかもしれません。
崖の端に立っていた者だけが見える風景がある。
熊切あさ美の言葉には、過去を恨まず、利用しきった者の覚悟がある。
“一発屋”と揶揄されても、歌にしてしまえば自分の人生に昇華できる──
我々は彼女の“物語性”に、どこか救われているのではないか?
❓FAQ
Q1. 熊切あさ美の新曲はどこで聴けますか?
A. 配信中の『大嫌いだけど 大好きな人』はYouTubeでフル視聴が可能です。
Q2. “崖っぷち”という言葉に本人はどう感じている?
A. 「そろそろ他の人に譲っても」と、前向きに受け止めているようです。
Q3. 次の楽曲リリース予定はある?
A. 本人曰く「3作目までは出したい、アルバムも夢」と語っています。