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ダイソー販売菓子から禁止添加物 千葉市が回収命令と発表

ダイソーで販売されていた中国産スナック菓子から、日本で使用が禁止されている添加物「TBHQ」が検出されたとして、千葉市は2025年6月、輸入元企業に食品衛生法違反で回収と廃棄を命じました。ダイソーと清水物産は謝罪し、自主回収を実施。健康被害は報告されていませんが、食品輸入と制度の在り方が問われています。

 

 

 

ダイソー販売菓子からも
禁止添加物

 

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ダイソー販売スナックの添加物検出と回収命令

100円ショップ「ダイソー」で販売されていた中国産スナック菓子から、日本国内で使用が禁止されている食品添加物「TBHQ」が検出されたことを受けて、千葉市が輸入業者に回収命令を出した。販売元のダイソーと輸入元の清水物産は謝罪し、自主的な回収を進めている。

見出し 要点
対象商品 清水物産「フライドポテト」3種(中国産)
検出物質 禁止添加物「TBHQ」がうすしお味から検出
命令内容 千葉市食品衛生法に基づき回収命令
対応内容 清水物産とダイソーが謝罪・自主回収実施
健康被害 現時点で報告なし、「直ちに影響なし」と評価

なぜ回収命令が出されたのか?

検出された添加物と法的問題点

対象商品は「清水物産 フライドポテト 45g」のうすしお味、じゃがバター風味、ブラックペッパー味の3種で、原産国は中国。問題となったのは「うすしお味」から検出された「tert‑ブチルヒドロキノン(TBHQ)」という食品添加物で、日本では使用が禁止されている成分に該当する。

TBHQは油脂の酸化防止を目的に一部の国では認可されているが、日本の食品衛生法では認可されておらず、2025年6月23日付で千葉市が同法第12条に基づき、輸入元企業に対して回収・廃棄を命じた。

approach.yahoo.co.jp

該当商品の流通範囲と輸入規模

問題の商品は、今年3月31日以降に約6,000カートン(約12万袋)が輸入されていた。全国のダイソー店舗やローソン100などで販売されており、広範な流通が確認されている。

なお、TBHQが検出されたのは「うすしお味」のみだが、製造ラインを共有する「じゃがバター風味」と「ブラックペッパー味」についても同様のリスクがあるとして、回収の対象とされた。

輸入元の声明と対応の詳細

清水物産ホールディングスは6月24日、TBHQの検出を受けたうえで、同日から対象商品の自主回収を開始したと発表した。回収対象の商品は、送料着払いで送付すれば、代金相当のQUOカードによる補填が行われると案内されている。

同社は「多大なご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます」と謝罪。今後の再発防止策として、製造元への厳重な指導と、輸入食品の品質管理体制の強化に取り組むと明言している。

  • 発表日:2025年6月24日

  • 回収対象:約12万袋(6,000カートン)

  • 対応方法:送料着払い・QUOカード補填

国内基準と海外基準の添加物規制

比較項目 日本(厚労省基準) 中国(一般的な基準)
TBHQの使用 使用禁止 一部加工食品に使用可
表示義務 添加物は全表示義務あり 表示義務が緩いケースあり
違反時対応 回収命令・行政処分 国内規制に準拠のまま流通可

消費者と関係機関の対応はどうなっているか?

販売元と自治体の広報対応

大創産業ダイソー運営会社)は2025年6月24日付で、公式ウェブサイトにて回収告知を掲載し、「お客様にはご心配とご迷惑をお掛けしますことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。今後の品質管理体制強化を表明している。

千葉市もホームページ上で、回収命令の根拠や検出物質に関する説明資料を公開。対象商品の保有者には「絶対に食べず、連絡を取るように」と呼びかけている。

健康リスクに関する行政評価

千葉市保健所は「体重50キロの人が毎日約31キロ、約707袋を一生涯食べ続けても直ちに健康への影響はない」との評価を公表。TBHQの検出濃度が極めて微量であることから、現時点での健康被害は報告されておらず、「注意喚起」にとどめている。

消費者の反応とSNSでの広がり

SNS上では、製品回収の報道を受けて「うちにあるけどまだ食べてない」「輸入食品は怖い」といった不安や疑問の声が広がっている。一部では「国内で禁止されているのに輸入できるのはなぜか」といった制度面への疑問も挙がっている。

食品表示や添加物に対する意識は年々高まっており、今回のような回収対応においても「もっと早く発表してほしかった」との意見が見られるなど、透明性のある対応が求められている。

  • SNSで「中国製」「ダイソー」「添加物」がトレンド入り

  • 「TBHQ」の検索数が報道翌日に急増

  • 回収情報を巡る拡散に誤情報も混在

項目 要点
回収対象 中国産ポテト菓子3種(清水物産輸入)
添加物 TBHQ(国内使用禁止)を検出
行政措置 千葉市が回収命令/自主回収も開始
健康評価 現時点で健康被害報告はなし
今後の焦点 品質管理体制と輸入審査の見直しが焦点に

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今回の対応の流れ

① TBHQがうすしお味から検出される

千葉市食品衛生法に基づき回収命令

③ 清水物産が製造元に指導・自主回収開始

ダイソーが公式サイトで謝罪・通知開始

⑤ 消費者へ回収案内・QUOカード返金手続きへ

食品衛生法に基づく行政判断は回収命令という形で即座に発動されたが、その周知が一部の消費者に届いていなかったという指摘もある。販売元の発表と行政の対応の間に、情報伝達の遅れはなかったか。その情報に気づけた消費者は、どれほどいたのだろうか。

輸入制度の盲点と回収判断の遅延に問う声

輸入食品の品質管理という制度が、国内基準とのすり合わせなしに市場へと流通する構図を許していた。その中で、消費者が異物の混入や禁止物質の存在に気づける機会は極めて限られていたと言える。TBHQの検出は氷山の一角に過ぎないのか。この制度は誰の安全を守るために運用されてきたのかという問いが残る。

❓FAQ

Q:TBHQはなぜ日本で禁止されているのですか?
A:TBHQは酸化防止剤として一部諸外国で使用されていますが、日本では安全性に対する十分な根拠が確認されておらず、食品添加物としては使用が認められていません。

Q:今回の商品をすでに食べてしまった場合はどうなりますか?
A:千葉市は「直ちに健康への影響はない」としていますが、心配な場合は医師に相談してください。

Q:どのように回収対応すればよいですか?
A:清水物産が送料着払いでの送付を受付中で、代金相当のQUOカードが返送されます。

区分 要点
問題点 中国産スナックからTBHQ検出、国内で使用禁止の添加物
行政対応 千葉市が輸入業者に回収命令/自主回収開始
健康影響 微量検出、健康被害の報告はなし(行政評価あり)
消費者対応 SNS等で拡散中/一部で不安や不満の声も
今後の論点 輸入食品の検査・通知制度のあり方が問われる

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