BTS、Weverse加入者3000万人を突破
広告の下に記事の続きがあります。ペコリ
韓国の音楽グループ・BTS(防弾少年団)が、ファン・コミュニティー・プラットフォーム「Weverse」における加入者数3000万人を突破した。2019年のサービス開始以来、1組のアーティストとして同記録を達成したのはBTSが初めてとなる。兵役中のメンバーがいる状況でも登録者数を伸ばし続けており、グローバルファンダムの結束力と継続性が改めて示された形となった。
記録到達の背景と経緯
韓国の総合エンターテインメント企業HYBEによると、所属アーティストBTSのWeverseコミュニティーに加入したファン数が、2025年7月19日現在で3000万人を突破した。これは、Weverseが2019年6月にサービスを開始して以来、1組のアーティストとしては初めての到達となる。
この達成は、兵役のためにメンバー全員がグループ活動を一時停止している期間にもかかわらず記録されたものであり、ファンとの結びつきの強さや、個々のメンバーによる継続的な発信が大きな役割を果たしてきたとされている。
特にこの日、最初に兵役を終えたメンバーのJINが「自慢する文を残そうと思って、残します」とWeverse上にコメントを投稿し、ファンと喜びを共有した。登録者数の急増と同時に、アーティスト自身が成果を可視化する場としても機能していることがうかがえる。
コミュニティの拡張と象徴性
Weverseは、アーティストとファンがリアルタイムで交流できるプラットフォームとして、デジタルコンテンツの提供、ライブ配信、MD(グッズ)販売などを包括的にサポートしてきた。BTSのファンダム「ARMY」は、これらの機能を通じて一体感を高め、国や言語を越えてネットワークを築いてきた。
今回の3000万人突破は単なる数字的記録にとどまらず、Weverseが“ファンダムの居場所”として定着している証左ともいえる。JINのようにファンとの間に継続的な接点を持とうとする姿勢が、プラットフォームの価値を支え続けている。
Weverseの機能と国際展開
Weverseは、HYBEのプラットフォーム子会社「Weverse Company」が運営しており、現在世界245の地域で展開されている。2025年1~3月の期間における月間アクティブユーザー(MAU)は約1000万人と発表されており、その中でもBTSの登録者数が突出している。
この規模は、他アーティストの数倍から数十倍に相当する水準であり、WeverseにおけるBTSの存在感の大きさを裏付けている。ファンは多言語対応の投稿やライブ配信を通じて、アーティストと双方向の関係を築いている点も注目されている。
BTSとWeverseの展開時系列
年度 | 主な出来事 |
---|---|
2019年6月 | Weverseサービス開始(BTSが初期登録) |
2020年 | 世界各国でファンダムが拡大/COVID-19期間中に利用加速 |
2021年~2023年 | メンバーのソロ活動と並行して登録数上昇 |
2024年 | メンバーの入隊が進む中でも加入数は堅調に推移 |
2025年7月 | 加入者数3000万人突破(JINが記念投稿) |
唯一の記録としての意味
WeverseにはBTS以外にも多くのK-POPアーティストが参加しているが、単独で3000万人を超える登録者を有するのはBTSのみである。これはWeverse史上初の記録であり、同プラットフォーム内でも“例外的な存在”とされている。
この数字の背後には、BTSが10年以上にわたって築いてきたファンとの信頼関係、定期的な投稿やライブ配信、誠実なコミュニケーションが積み重なっている。アーティストとファンがプラットフォームを介して関係性を継続的に育んできた結果ともいえる。
JINの投稿が象徴する「接続」
2025年7月19日、JINがWeverseに「自慢する文を残します」と投稿した行動は、単に記録を称えるだけの意味ではない。それは「ファンとその場で喜びを分かち合いたい」という意識が前提にあった発言だった。
数字では測れない“感覚的な共有”が、Weverseというツールを通じて日常的に行われている。このような「場の空気」を保ち続けている点に、BTSファンダムの特異性がある。
Weverse登録者数3000万人突破の流れ
Weverseサービス開始(2019年)↓
BTSが初期登録し、投稿・配信を開始
↓
世界245地域に拡大し、ARMYの国際化進行
↓
兵役期間中も投稿・反応が継続
↓
JINが除隊直後にWeverse投稿
↓
2025年7月19日、登録者3000万人突破を記録
“ファンダムの空間化”が記録を導いた
BTSのWeverse登録者数が3000万人に到達したという事実は、単なる数値の積み上げではなく、「ファンダムという存在の空間化」が機能してきた証明である。
アーティストとファンがリアルタイムに交差する場として、Weverseは“記録”を生む装置ではなく“関係”を蓄積する媒体として設計されていた。JINの投稿に象徴されるように、その空間には言葉と感情、日常があり、ファンダムはそれを通じて維持されてきた。
他アーティストにも同様のツールは提供されているが、そこに“誰がどう接続し続けるか”という姿勢の違いこそが、唯一の記録を生んだ要因といえる。
❓FAQ /BTS Weverse記録に関する5つの疑問と回答
Q1. BTSのWeverse登録者数が3000万人に達したのはいつですか?
→ 2025年7月19日にHYBEが発表しました。
Q2. Weverse全体の月間ユーザー数はどれくらいですか?
→ 2025年1~3月の期間で1000万人と報じられています。
Q3. BTS以外に登録者が多いアーティストは誰ですか?
→ HYBEは具体名を公開していませんが、BTSが最多であることは報道で確認されています。
Q4. JINのWeverse投稿はどのような内容でしたか?
→ 「(3000万人を)自慢する文を残します」と投稿し、記録達成の喜びを共有しました。
Q5. Weverseへの登録は有料ですか?
→ 基本的なコミュニティ参加は無料ですが、一部コンテンツは有料または特典付き会員向けです。
まとめ
分類 | 要点 |
---|---|
達成日 | 2025年7月19日、BTSが3000万人突破 |
アーティスト対応 | JINが記念コメントを投稿 |
プラットフォーム特徴 | Weverseは245地域・MAU1000万人 |
象徴性 | Weverseで初の記録、唯一の存在感 |
本質的意義 | 数値より“接続”の継続に価値がある |