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富士急“5万円パス”登場!12大アトラクションを優先乗車できる新制度の実態

富士急ハイランドが2025年9月3日から発売した「5万円プレミアムパス」。1日10枚限定で12機種の人気アトラクションを優先乗車できる新制度。その仕組みと背景、テーマパーク業界の課金化トレンドを徹底解説します。

富士急“5万円パス”登場

 

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2025年9月3日、富士急ハイランドは新たに「富士急プレミアムパス」を発売しました。価格は1人50,000円(税込)、販売枚数は1日10枚限定で、対象となる12機種のアトラクションに優先的に乗車できる仕組みです。利用開始日は9月5日からとされ、待ち時間を大幅に短縮できることが特徴です。公式説明では「混雑状況により最大20分程度の待機が生じる可能性がある」と注意書きが添えられています。


富士急プレミアムパスの基本情報

項目 内容
発表日 2025年9月3日(販売開始)、利用開始は9月5日
商品名 富士急プレミアムパス
価格 50,000円(税込)
販売枚数 1日10枚限定
対象アトラクション 絶叫優先券対象12機種(FUJIYAMA、戦慄迷宮、鉄骨番長など)
購入方法 CLUBフジQ経由で購入、当日窓口でリストバンド受け取り
利用可能時間 当日11:00以降に優先利用開始
注意事項 キャンセル不可、天候不良や機材点検でも返金なし、最大20分待機の可能性あり

富士急プレミアムパスの仕様と特徴

富士急ハイランドが導入した「富士急プレミアムパス」は、これまでの「絶叫優先券」をさらに拡張した形態です。対象となるのは、園内を代表する12機種の人気アトラクションで、長時間待ちが発生するFUJIYAMAや戦慄迷宮、鉄骨番長などが含まれています。

購入者はCLUBフジQで事前購入を行い、来園当日に窓口でリストバンドを受け取り、11時以降から優先入口を利用できる仕組みです。最大の特徴は「待ち時間の大幅短縮」で、一般の待機列に並ばず効率的に楽しめる点にあります。ただし、公式注意書きにあるように「最大20分程度の待ち時間が発生する場合がある」ため、完全な待ち時間ゼロではありません。


高額施策の狙いと利用者のメリット・リスク

価格は1人あたり50,000円と高額に設定されていますが、対象となるアトラクションはいずれも通常で60〜180分待ちが発生するものばかりです。一般来園者が1日ですべて回るのは難しく、時間効率を優先したい来園者、特に遠方から訪れる旅行者やインバウンド客にとっては魅力的な選択肢となります。

一方で、利用者が限定されることによる「体験格差」の拡大や、価格に見合う満足度を得られるかどうかは課題となります。また、キャンセル不可や天候不良時のリスクも公式に明記されているため、購入には慎重さが求められます。


主要テーマパークの優先チケット制度

テーマパーク 商品名 価格帯 対象数 特徴
富士急ハイランド プレミアムパス 50,000円/日 12機種 1日10枚限定、11時以降優先利用
東京ディズニーリゾート DPA(ディズニー・プレミアアクセス) 1,500〜2,500円/1回 アトラクション単位 無料ファストパス廃止後に導入
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン エクスプレスパス 2,500〜60,000円 1種〜13種+エリア バリエーション豊富、高額セットも存在
ジャングリア(沖縄) プレミアムパス 1,980〜2,640円/1回 各アトラクション 回転率が低く課金必須傾向

テーマパークに広がる“課金化”の流れ

富士急ハイランドの「プレミアムパス」は、近年のテーマパーク運営に見られる「課金による優先体験」の流れを象徴しています。東京ディズニーリゾートではコロナ禍以降「ディズニー・プレミアアクセス(DPA)」を導入し、人気アトラクションを1回1,500〜2,500円で優先体験できる制度に移行しました。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンも「ユニバーサル・エクスプレス・パス」を販売し、内容に応じて2,500円から最大6万円近いプランまで存在します。沖縄の大型施設「ジャングリア」でも、アトラクションごとに有料優先券を導入しており、開業当初は購入しなければ体験が難しい状況が報じられました。

このように、テーマパーク業界全体が「お金で時間を買う」という方向性を強めており、富士急の5万円パスもその一環として位置づけられます。


業績回復とインバウンド需要が背景

富士急行の業績は、2026年3月期にかけて3期連続の増収増益が見込まれており、収益基盤は回復傾向にあります。富士山の麓という立地は海外からの観光客にとって特別な魅力があり、訪日需要の拡大とともにインバウンド客が増加しています。

さらに富士急は、旅行予約プラットフォーム「Klook」との提携を進め、海外利用者の予約導線を拡大しました。加えて、今後成長が期待されるインドからの観光客誘致にも注力する方針が伝えられています。こうした取り組みが「高額パス」の導入を後押ししたと考えられます。


時間をお金で買う社会的影響

高額パスは、一部の来園者にとっては魅力的な選択肢ですが、同時に「体験格差」という課題を浮かび上がらせます。テーマパークは非日常を共有する空間であり、本来は来場者が平等に楽しめる場であるはずです。そこに明確な金銭による優遇が導入されることで、満足度の二極化や「公平性」への懸念が広がる可能性があります。

一方で、限られた滞在時間しかない海外観光客や、効率的に体験を求める層にとっては、価格に見合う価値を感じるケースも少なくありません。つまり、課金による優先体験は「利便性」と「公平性」のせめぎ合いであり、今後のテーマパーク運営における重要な課題と言えます。


富士急プレミアムパスの利用手順

  1. CLUBフジQで事前購入(数量限定・1日10枚)

  2. 来園当日に窓口で本人確認、リストバンドを受け取る

  3. 11:00以降、対象12機種の優先入口を利用可能

  4. 繰り返し優先乗車が可能(対象アトラクション限定)

  5. 注意事項:キャンセル不可/天候・点検で利用制限あり/混雑時は最大20分待機の可能性

 

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FAQ

Q1. 富士急プレミアムパスはいつ販売されましたか?
A1. 2025年9月3日に販売開始、利用は9月5日からです。

Q2. 価格はいくらですか?
A2. 1人あたり50,000円(税込)です。

Q3. 何枚販売されますか?
A3. 1日あたり10枚限定です。

Q4. 利用できるアトラクションは?
A4. FUJIYAMA、戦慄迷宮、鉄骨番長などを含む絶叫優先券対象12機種です。

Q5. キャンセルや払い戻しは可能ですか?
A5. 不可です。天候不良やアトラクション休止でも返金はありません。

 

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富士急プレミアムパスが示す業界動向

要点 内容
発売開始 2025年9月3日(利用は9月5日〜)
価格・販売数 1人50,000円(税込)、1日10枚限定
特典 12機種の優先乗車(11時以降)、リストバンド運用
注意事項 キャンセル不可、最大20分待機の可能性あり
背景 富士急行の増収増益見通し、インバウンド需要の増加
業界比較 ディズニー、USJ、ジャングリアも優先有料パスを導入
論点 利便性の向上と公平性のバランスが課題

5万円パスが問いかける“公平性と利便性”

富士急ハイランドの5万円パスは、テーマパーク業界の新しい方向性を象徴する存在となりました。限られた時間を最大限活用したい来園者にとっては大きな価値を持ちますが、その一方で、金銭による体験格差が広がる懸念も否定できません。

テーマパークは来場者が一体となって楽しむ場であるだけに、公平性への配慮はブランド価値の維持に直結します。富士急が打ち出した「厚利少売」の戦略が、果たしてどこまで支持を得られるのか──。今後の運用と来園者の反応は、日本のテーマパーク産業全体に影響を与える可能性があります。

 

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