古橋亨梧、バーミンガムと3年契約締結
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スコットランドで得点王とMVPを獲得したFW古橋亨梧が、イングランド2部のバーミンガム・シティと3年契約を締結した。今冬に渡仏していたが出場機会は限られ、今夏の移籍市場で再びイングランドへ。かつての相棒・岩田智輝と再び同じユニフォームに袖を通す。
古橋亨梧、バーミンガム移籍の要点
項目 | 内容 |
---|---|
契約発表日 | 2025年7月5日 |
移籍先 | バーミンガム・シティ(イングランド2部) |
移籍元 | レンヌ(フランス1部) |
契約期間 | 3年(〜2028年夏) |
推定移籍金 | 最大1000万ポンド(約20億円) |
特記事項 | MF岩田智輝との再タッグ実現 |
移籍の正式決定と契約内容
バーミンガム・シティは7月5日、公式サイトを通じて古橋亨梧の獲得を発表した。契約は2028年夏までの3年間とされており、完全移籍による加入であることが明らかにされた。イギリスの複数メディアによれば、移籍金は最大で1000万ポンドに達する見通しで、フランスのレンヌが今冬に支払った額と同水準と報じられている。
レンヌ時代の停滞と背景
古橋は2024年1月、スコティッシュ・プレミアシップのセルティックからレンヌへ完全移籍した。しかし半年間での出場は6試合にとどまり、プレー時間は合計120分という厳しい結果に終わった。現地では「構想外」とする報道もあり、早期の放出が検討されていた。
バーミンガムの昇格と補強方針
バーミンガムは2024–25シーズンのEFLリーグ1で勝ち点111を記録し、1位で昇格を果たした。今夏の補強では攻撃陣の強化が急務とされており、実績あるストライカーとして古橋に白羽の矢が立てられた。クラブは大型補強の一環として移籍金の上限を拡大し、交渉を進めていた。
古橋と岩田、再び同じピッチへ
バーミンガムには、セルティック時代のチームメイトであるMF岩田智輝が在籍している。今季はリーグ戦・カップ戦を含め47試合に出場し、8得点2アシストを記録するなど中核的な存在となっていた。両者はピッチ上での連携力に定評があり、再びの共演に注目が集まっている。
スコットランド時代の評価と実績
古橋は2021年にセルティックへ加入し、在籍期間中に公式戦165試合に出場。通算85得点19アシストを記録し、2022–23シーズンにはスコティッシュ・プレミアシップで得点王とMVPを同時に受賞した。カップ戦も含め国内3冠に貢献し、“エースストライカー”としての評価を確立していた。
古橋亨梧 キャリア遷移記録表
年月 | 所属クラブ | 主な実績・動向 |
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2017年 | FC岐阜 | プロキャリア開始 |
2018年7月 | ヴィッセル神戸 | J1リーグで頭角を現す |
2021年7月 | セルティック(スコットランド) | 公式戦165試合85得点/得点王・MVP獲得 |
2024年1月 | レンヌ(フランス) | 6試合出場/出場機会に恵まれず |
2025年7月 | バーミンガム・シティ(イングランド) | 3年契約で完全移籍/岩田と再共演へ |
今後の期待と周囲の評価
イングランドでの再出発に挑む古橋に対して、現地メディアやファンからは即戦力としての期待が寄せられている。特にバーミンガムが新シーズンの主軸として構想している点は明確であり、チームの昇格戦線においてゴールゲッターとしての役割が強調されている。また、スコットランドでの実績を踏まえ、チャンピオンシップの環境であれば持ち味が生かされやすいとの見方も出ている。
岩田と古橋の戦術的相性
セルティック時代から続く2人の連携は、バーミンガムにとって戦術的な武器となる。岩田は中盤での展開力に加え、タイミングを見た前線へのパス精度にも定評があり、裏へ抜け出す古橋の動きを最大限に引き出してきた。今回の再共演では、すでに関係性が確立されている点がチーム構築のスピードを後押しすると見られている。