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フェイスブックが1000万アカウントを削除 正当利用者への影響はあるのか?

Metaが2025年上半期にFacebook上で1000万件のアカウントを削除。なりすまし対策とされる一方、誤削除を訴える声も広がっている。

 

フェイスブックが1000万アカウントを削除

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🌐フェイスブック、1000万アカウントを削除 “無差別AI停止”の声も

~メタによる一斉整理と、利用者側の異議申立て混乱~

区分 要点まとめ
発表内容 Metaは2025年上半期にFacebookで約1000万件のアカウントを削除したと発表
削除理由 なりすまし・スパム・偽コンテンツ投稿などのポリシー違反が対象
誤削除問題 RedditやXで「meta ban wave」として正当アカウント削除を訴える声が拡大
公式見解 Metaは「AIの誤判定証拠は確認されていない」と否定、異議申し立て制度を案内
利用者影響 他社(Google等)の類似措置と同様、正当利用者への懸念と不安が波及中

「世界規模で進むアカウント整理」

2025年、オンラインプラットフォーム各社は利用者アカウントの整理に着手している。Googleは休眠アカウントの削除方針を導入し、GmailGoogleマップの一部ユーザーに影響を及ぼした。Samsungもセキュリティ強化の一環として、未使用アカウントに関する通知を送信している。

こうした中、新たにFacebookを擁するMetaが同様の措置に踏み切ったことが明らかとなった。2025年7月14日に公開された公式レポートで、上半期だけで約1000万件のアカウントを削除したと発表された。


「削除対象は“偽のコンテンツ制作者”」

Metaの説明によれば、今回の削除対象は主に以下のようなものだった。

  • 実在する著名人や企業を模倣した「なりすましアカウント」

  • 偽のエンゲージメントを狙ったスパム的投稿

  • 自動生成された非オリジナルコンテンツの大量拡散アカウント

Facebook公式ブログは、「クリエイターは模倣者に埋もれるべきではない」と強調しており、信頼性ある投稿者を保護する方針を打ち出している。

さらにMetaは、悪質性が低くてもポリシー違反の疑いがある50万件のアカウントに対して、リーチの制限や収益化の停止など段階的措置を実施したことも明らかにした。


「誤削除との境界線が問題に」

Metaの一連の対応について、ユーザー側からは懸念の声が広がっている。7月18日に公開された報道では、正当な利用者と見られるユーザーから「理由が不明なままアカウントを削除された」とする報告が相次いでいる。

SNS上では“meta ban wave”というワードが拡散し、RedditやX、TikTokなどで「無実のアカウントがAIにより一斉停止された」とする投稿が数多く確認されている。

これについてMetaは、AIを審査の一部に導入していることは認めたものの、「大量誤判定の証拠は確認されていない」と説明した。BBCは、MetaがFacebookグループの一部で「技術的エラー」を認めたとも報じている。


「AI判断の透明性と異議申立て」

Metaは、もし削除が誤りだと感じた場合には「異議申し立てフォーム」を通じて復元申請できると案内している。ただし、審査過程の詳細は公開されておらず、利用者側には不透明感も残る。

同社の広報担当は「当社はポリシーに基づきアカウントを管理している」と強調し、ルール逸脱が確認された場合の対応だとする立場を示している。


GoogleSamsungでも同様の動き」

Metaだけでなく、他の大手プラットフォームでもアカウント管理の厳格化が進んでいる。

  • Google:2023年末より、2年以上ログインしていない休眠アカウントを順次削除

  • Samsung:セキュリティ強化通知により、非アクティブアカウントへの警告を実施

これらの取り組みは一見すると利用者に厳しい印象を与えるが、背景にはフィッシング対策・スパム対策などのセキュリティ目的が存在している。

 

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他社との比較と今後の懸念

今回のMetaによる削除件数は、プラットフォーム規模に照らしても前例のない水準に達している。一方で、Googleのように「利用履歴ベース」で判断するのではなく、Metaは“コンテンツの真偽”というより抽象的な指標をAIで審査している点に特徴がある。

このことは、明確な違反がない利用者にとっても、不意のアカウント停止リスクを生む土壌となりうる。


削除対象と対応の時系列整理(2025年)

発生日 Metaの対応 内容
1月~6月 第1波の削除 約1000万件のアカウントを一斉削除(なりすまし・スパム)
6月下旬 影響報告 SNSで「meta ban wave」の報告が急増
7月3日 BBC報道 MetaがAI審査の存在と一部技術エラーを認める
7月14日 Meta公式発表 「削除は今後も継続」と方針表明
7月18日 読者側から抗議 誤削除を訴える声が多数寄せられた